2024年(令和6年)11月10日(日)に
全国ニュースのトップで何度も放送された
JR瀬戸大橋線で起きた列車停車事故。
実は運悪く、それに巻き込まれました!
体験者だからわかる現地の様子を紹介します。
(瀬戸大橋線が運行停止!)
各地の戦争遺跡を巡るのが好きなおっさんは2024年(令和6年)11月9日(土)四国の香川県を訪れレンタカーで各地の戦争遺跡を見学していました。
翌日10日(日)は金比羅参りを行い、夕方には友人がいる本州の岡山市に渡り、そこで宴をする予定でした。
当日、午前8時ごろ、JR瀬戸大橋線で午前7時8分高松発岡山行きの快速マリンライナー10号が瀬戸大橋の上=四国の香川県坂出市の櫃石島付近で停止したというニュースが入りました。
本州岡山と四国香川を結ぶ鉄道はこれしかありません。つまり四国・香川にいるおっさんは、本州・岡山には行けない状況になったのです。
しかし、おっさんが四国から本州に渡るのは、夕方なので、それまでには復旧すると考えていました。
(午後3時を過ぎても復旧せず)
金比羅山の頂上の奥社までのぼり、周辺を観光し午後3時すぎにJR琴平駅に着きました。
ここで駅員に状況を聞きました。
(午後3時件現在での状況)
JR四国によると、停車した列車には乗員2人と乗客約150人が乗っていて、救出のための車両が午後0時50分ごろにJR児島駅を出発し午後1時前には立ち往生している車両の隣に付けたそうです。
そして発生から約6時間後の午後1時50分ごろ、乗客を乗せた車両が児島方面へ動き始め、午後2時15分に児島駅に到着したということです。
しかし、乗客は救助されたものの鉄道の運行は再開していません。まずいなあ・・・。
(瀬戸大橋線で本州に最も近い香川県の坂出駅に向かう)
とりあえず、四国から本州・岡山に入る瀬戸大橋線の最寄りであJR坂出駅まで行きました。
16時過ぎに坂出駅に到着しました。
坂出駅は瀬戸大橋に近い駅なんです。
駅の階段にはこのような表示が・・。
坂出駅では「瀬戸大橋線運転見合わせ中」のお知らせがありました。
切符売り場もこの通り。
駅の改札正面にある待合室には、岡山への列車の復旧を待つ多くの人がスタンバイしていました。
少なくとも18:55発のマリンライナーまでは動きません。
(周辺にビジネスホテルがない!!)
駅周辺を散策しましたが、なんと駅近くにビジネスホテルが見当たりません。
もし電車が復旧しない場合は宿泊となりますが、そのホテルが見当たらないのです。
まずいなーと思いつつ、ダイヤの復旧を待ちました。
(ようやく運転見込みが・・)
そして18時過ぎに 瀬戸大橋線マリンライナー運転再開の見込みの案内が出ました。
これで今夜は本州に渡れそうです。正直安心しました。
(復旧)
こうして運転が再開し19時25分発岡山行きマリンライナーがきました。
始発の髙松駅から、復旧を待っていた人を乗せてきたので、車内は混んでいますけども、おっさんは山手線や埼京線の朝の通勤で鍛えられていますから、このくらいは大丈夫です。
(しかし・・・)
こうしてようやく復旧したマリンライナーですが、そう簡単に事は進まず、なんと、到着した坂出駅で、瀬戸大橋にある故障車両撤去作業のため停止したんです!
せっかく電車が来たのに動きません。坂出駅のホームで止まったままです。
アナウンスでは「まもなく発車の見込みです」というのが何度も繰り返されました。
このままでは車中泊か??という考えが頭をよぎりました。
そしておよそ40分後の 20時5分にようやく発車!
ようやく走り始めたマリンライナーですが、内心「また電車が停止したらいやだなあ」と恐れていました。
そして電車が瀬戸内海を通過し本州に入ったら、もうこれで大丈夫だと安心しました。
面白い事に、マリンライナーは、本州の岡山県の児島駅を発車したら、飛ばす飛ばす、実に早いです。これぞ「快速」!
こうして午後8時46分マリンライナーがついに岡山駅に到着しました 。
今日中に無事本州の岡山について安心しました。
(体験者談)
本州・岡山と四国・香川を結ぶ鉄道は瀬戸大橋線ただ1つです。
これが途絶えると通行できません。再開して良かったなあと言うのが正直な気持ちです。
このまま車中泊にならなくてよかったなあと思いました。
以上、現場からのリポートでした。