九州の福岡県北九州市門司区と本州の山口県下関の間には、関門海峡があります。
海峡といってもその距離は短いところでは1キロを切るので、「大きな川」という
イメージが合うのかもしれません。
この関門海峡の対岸の都市、門司と下関を5分で結ぶフェリーが、関門連絡船です。
(誕生はちょうど130年前の明治22年)
当時、門司は国際航路や貨物船が立ち寄る港、さらに筑豊の石炭を運び出す港、として重要な地域でした。
いっぽう下関も漁業で栄えていました。
関門海峡に面した2つの都市、門司と下関を結んだのです。
ちなみに1889年は、大日本帝国憲法が公布された年でもあります。
関門フェリーは、下の地図のように、
①門司と下関の往復・・日中は20分おきに運行、大人400円・子供200円
②下関と巌流島の往復・・・片道10分、大人800円、子供400円
③門司と巌流島の往復・・・片道10分、大人800円、子供400円
の3つのコースを毎日運行しています。
★運行時間は、関門連絡船を運航する関門汽船株式会社の公式HPで確認して下さい。
http://www.kanmon-kisen.co.jp/
ちなみに、おすすめは門司、下関、巌流島と1日何度でも乗り放題の1日フリーパス。
900円と安いので巌流島に行き、さらに門司や下関にも行くとモトをとりますよ。
(JR門司駅から徒歩5分:
門司側の乗り場「マリンゲートもじ」)
関門連絡船の九州・福岡県北九州市門司側の乗り場は、「マリンゲートもじ」で、
JR門司港駅から徒歩5分くらいの距離にあります。
↑JR門司港駅、この建物を正面に右側に歩くと関門海峡・そして関門連絡船乗り場の
「マリンゲートもじ」があります。
入り口には運行時間を記した看板があります。
おっさんは、門司から下関へとフェリーで渡りました。
今回、おっさんが乗った船は「がんりう」という名前の船、
もちろん巌流島が名前の来。
120人乗りでした。
おっさんが乗船したときは、日曜とあって船室は、ほぼ満室。
2階はオープンデッキになっています。
しかし、この日の関門海峡はシケていて、船が大揺れ!波打ちました。
わずかの乗船時間でしたが、ここでもし船が沈没したら、この波の中で岸まで泳ぐのは大変だなあと感じていました。
船は、そのほか「かんもん」、「わかば」、「しいがる」、「ふくまる」という名前の船があります。
(下関側の乗り場「唐戸桟橋」)
わずか5分で対岸の下関に到着。
下関側の唐戸桟橋(からと さんばし)には、唐戸市場、下関水族館「海響館」、レストランや土産物店が入った商業施設カモンワーフがあります。
【関門地区の見所】
門司港周辺は、観光地として有名な門司港レトロ地区があり、焼きカレーという名物
料理があります。
【門司港駅について書いたブログはここ】
https://reiwa00502.hatenablog.com/entry/2019/05/27/002309
いっぽう、下関の唐戸地区は、唐戸市場、水族館などがありますし
近くには、安徳天皇を祭る赤間神宮や、日清戦争の下関条約が行われた場所の春帆楼(しゅんぱんろう)、朝鮮通信使上陸の地もあります。
さらに足を伸ばすと、壇の浦の安徳天皇入水の地、馬関戦争のときに使用した長州藩の砲台のレプリカがある、みもすそ川公園もあります。
【みもすそ川公園についてのブログはここ】
https://reiwa00502.hatenablog.com/entry/2019/06/17/000243
(おまけ話)
おっさんは、改めて巌流島に行こうと思いました。前回、ブログで書いたときに
もう少し詳しく書くべきだったと思ったからです。しかし、下関側で色々史跡を見ていたらフェリーの最終時間を過ぎてしまい、泣く泣く断念。
また、改めて巌流島には行きます。
【前回、巌流島について書いたブログはここです】https://reiwa00502.hatenablog.com/entry/2019/05/05/114448
<<関門連絡船乗り場への行き方>>
●門司側「マリンポートもじ」
JR門司港駅徒歩5分
●下関側「唐戸桟橋」
JR下関駅発のサンデンバスがあり、海響館バス停下車。230円
●関門汽船株式会社のHP http://www.kanmon-kisen.co.jp/