半年分の罪や穢れを祓う神道の行事・夏越祭に
参列してきました。
そこで行われた茅の輪くぐりを動画で紹介します。
(夏越祭(なごしさい)とは?)
毎年6月末から7月にかけて、全国の神社で行われる「夏越祭(なごしさい)」は、1年の前半を無事に過ごせたことを感謝し、知らず知らずのうちに身についた“罪や穢れ”を祓い清める神道の伝統行事です。
夏越祭では「茅の輪(ちのわ)くぐり」と呼ばれる大きな輪をくぐる儀式があり、心身を清め、残り半年を元気に過ごせるよう祈ります。
この夏越祭りですが、新暦の6月末に行う地域や旧暦の6月末に行うなど、地域によって開催時期が違います。
今回は旧暦の六月末に行われた夏越祭に参列してきました。
(戸上神社)
2025年(令和7年)7月31日(木)19時、福岡県北九州市門司区にある戸上(とのうえ)神社の夏越祭に参列してきました。
戸上(とのうえ)神社は、宇多天皇の時代から1000年以上の歴史がある神社で、本殿もこのように立派です。元旦など多くの参拝客が訪れる北九州門司では有名な神社だそうです。
神社の入り口には、茅で作られた茅の輪が飾られていました。
(19時より本殿で神事開始)
2025年(令和7年)の夏越祭は、7月31日(木)の午後7時から戸上神社の本殿で、まず神事が行われました。参列者はおっさんを含め9人でした。
神社本殿での神事は以下の通りです。
・開始の太鼓
・宮司が正面に一礼
・宮司玉串礼拝
2人が太鼓と笛を演奏し、それに合わせ宮司が大祓いの祝詞を唱えます。
・参列者代表の玉串奉納
・全員で一礼し終了
・終了の太鼓
(茅の輪くぐりへ:動画で紹介)
神事が終わると、参列者全員で境内にある「茅の輪」へと移動します。
この「茅の輪」は、茅(かや)で作られた大きな輪で、左・右・左と“∞”を描くようにくぐるのが正式な作法です。
まず宮司を先頭に茅の輪の前に立ち、ご本殿に向かって一礼、そしてお祓いをします。
茅の輪の前で「水無月の 夏越しの祓する人は 千歳の命 のぶというなり」と唱え、まず、左まわりにくぐります。一般の方も続々と続いて茅の輪をくぐります。
2回目も一礼をし、同様に唱えながら右まわりにくぐって茅の輪の前に戻ります。
そして3回目も一礼をし、同様に唱えながら左まわりにくぐります。
最後は茅の輪をくぐり本殿に参拝し、コレで終了です。
実際にこの輪をくぐり、半年間の穢れを祓ってきました。
その様子を動画で撮影しましたので、ぜひご覧ください👇👇
なお、茅の輪の両側には茅がくくられていて参拝者は自由に持ち帰りが可能です。
この戸上神社には、紀元節にも参加させて頂いています。
【戸上神社公式HP】
戸上神社への行き方:門司駅から徒歩15分程度
住所:北九州市門司区大里戸ノ上4丁目4-2
「夏越しの大祓い」という日本で古くから
受け継がれている神事。
大切に受け継いで行きたいものです。