日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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夏の風物詩!夏越本殿祭及び海上渡御に参列!(下関・亀山八幡宮:夏越祭)

2023年(令和5年)7月30日(日)
関門海峡に面した山口県下関市にある亀山八幡宮
夏越本殿祭および海上渡御に招待をいただいたので
参加してきました。

 

(夏越祭)

今回訪れたのは、関門海峡に面した山口県下関市亀山八幡宮です。

 

この夏越祭は、1年の半分の大夏を迎え、この半年間の身の穢れを注ぎ落とし心気を清く保つために古来から行われている神事です。

社殿の前には、たくさんの風鈴が関門海峡の風にたなびき、涼しい音色を奏でるなかに、茅を束ねて作った輪で作った茅の輪がありました。

この茅の輪をくぐり抜けて災厄を逃れる・茅の輪くぐり(ちのわくぐり)をします。
茅の輪くぐりは各神社にありますが、各神社で作法が少し違います。
亀山八幡宮では、この茅の輪を1回通り抜けます。

 

(大祓人形:おおはらい ひとがた)

神社で大祓人形(おおはらい ひとがた)に記述しおさめます。

 

(夏越祭)
夏越本殿祭は亀山八幡宮の本殿で18時から始まりました。

宮司が太鼓をたたき神事が開始しました。
宮司が、大麻(読みは「おおぬさ」、別の漢字表記では「大幣」)を左右に振って参列者全員を清めます。そして氏子総代が、みなさんが先ほどおさめた大祓人形(おおはらい ひとがた)を神棚に奉納します。

 

全員で大祓の言葉を奏上します。

そのあと、大きな茅の輪を正面に持ってきました。参列者全、この員が茅の輪をくぐって玉串を奉納します。

茅の輪を1回だけ、くぐり抜けて玉串奉納です。

本殿での夏越の大祓の神事は40分ほどで終了しました。

 

海上渡御:かいじょうとぎょ) 

亀山八幡宮本殿で行われた本殿祭に続き、関門海峡を一巡する海上渡御(かいじょうとぎょ)がありました。

こちらが海上渡御の乗船券です。

 

本殿での神事終了後、亀山八幡宮から歩いて下関の唐戸港に向かいます。徒歩10分くらいです。ここに提灯で飾った御座船(ござふね)があり、この船に御神輿を奉安し出航します。

 

神事の参列者は氏子が乗る伴船(ともふね)に乗り、御座船のあとを追います。おっさんもこの供船に乗りました。

 

御座船は関門海峡に浮かぶ巌流島をまわり、関門橋の下を通過し、50分近くかけて
関門海峡を一巡します。供船は、その後ろを追いかけます。

 

夕暮れの関門海峡の清流に先ほど神前に供えた大祓人型を流します。

関門海峡に御座船から流された大祓人型の白い破片が浮かびます。

関門海峡の浪で供船が揺れる揺れる!!

 

日没とともに御座船の提灯の明るさが映えます。このお祭りは、関門の提灯祭りという別名があります。スマホ撮影なのでピンがボケてすみません。

 

海上花火を楽しむはずが・・・)

海上渡御のあとは、午後8時から夏越し祭の花火大会が開かれました。
1800発の花火が1時間近く打ち上げられるのを供船から楽しみます。

。。。と言いたいのですが、乗っている供船が揺れる、揺れる。
しかも海上渡御から2時間以上船に乗ってこの揺れを体験しているので、船酔いして吐き気満載!!

 

こうして珍しい夏越本殿祭及び海上渡御も無事終了しましたが、関門海峡の激しい揺れは身体にしみつき、翌日も身体が揺れを感じていました。

お土産に、小型の茅の輪をいただきましたので、玄関に飾りました。

 

<<今回、夏越本殿祭及び海上渡御を行った亀山八幡宮への行き方>>

行き方:下関駅からサンデンバスで唐戸下車、徒歩3分程度
住所:山口県下関市中之町1-1

 

このような日本の神事を体験し
守り受け継ぎたいと思います。