おっさんが、京都を旅行した時、東寺から京都駅に歩いている途中に、
「新撰組幻の屯所」という提灯が掛けられている建物を発見。
「新撰組幻の屯所」??これはなに??
(新撰組幻の屯所)
この不動堂明院は、かつて新選組の屯所があったと言われた場所にあります。
今はビルの谷間です。
しかし1867年6月にそこを出て、西本願寺から近い不動堂村に新しく建てられた屯所・不動堂村屯所に移転します。
それがこの不動堂明王院周辺だったのではないかというのです。
この不動院屯所にいた期間に、大政奉還があり、さらに12月9日には「王政復古の大号令」があります。そして新選組は、京の都から伏見へと移動します。
この屯所は、12月14日に伏見奉行所に引き払われるまでの半年間使用されました。
(不動堂明王院)
不動堂明王院は、平安時代の823年に弘法大師(空海)が東寺を賜った時、東寺から見て鬼門にあたるこの地に一体の不動明王像を祀ったことを始まりとしています。
ここには霊石不動と呼ばれる不動明王像が祀られています。
空海が、この地にあった霊石に不動明王像を彫ったものですが、穢れた凡夫の目に触れるのを憚って、井戸に納めてしまいました。
この霊石不動明王像は、「高野山波切不動尊」「成田不動尊」と併せて空海作の三体不動尊と呼ばれています。
しかし、霊石不動明王像は井戸に埋めたため、代わりに不動尊立像を作り
これを拝んでいます。
【不動堂明王院のHP】
http://fudondoumyououin.web.fc2.com/
<<不動堂明王院への行き方>>
JR京都駅ポルタC10から徒歩5分、道祖神社となり