日本の首都「東京」。日本の政治・文化・経済の中心地である東京が、
江戸から東京と名称が変更されたのが7月17日です。
(「江戸」から「東京」へ)
明治維新の時に、徳川将軍のおひざ元として繁栄し日本最大の人口を抱え栄えていた江戸が東京とされ、都として定められました。
これを東京奠都(とうきょうてんと)と言います。
1868年7月17日、江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書が発せられます。
この詔書に、「江戸を東京と称すること」が発表されました。
ちなみに「東京」という地名の由来は、東にある「京のみやこ」と言う意味で名づけられました。
そして同年9月に元号が明治に改められ、同年10月13日には天皇が東京に入り、
翌年1869年(明治2年)には、政府機能が京都から東京に移されました。
(おまけ話:臨時首都・広島)
東京奠都以後、東京は日本の首都として繁栄していきます。
ただし、東京でなく広島が、一時的に日本の首都機能を担い臨時首都の役目を果たした時期があります。
日本が初めて外国との本格的な戦争になった日清戦争が始まった1894年(明治27年)
9月、中国大陸に近い広島市に大本営や帝国議会が臨時に広島に移りました。
大本営は広島城内に作られ、明治天皇もここで戦争の指揮をとります。
また明治天皇の御所も広島城天守閣のすぐ近くに定められました。
第7回帝国議会は、広島市にわずか20日で作られた広島臨時仮議事堂で行われました。
【日本の鉄道の中心・東京駅】
・・・ということで
7月17日は、1868年に江戸から東京と命名された日です!