日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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大河ドラマ 光る君へ 第25話「決断」ネタバレあらすじ 

平安時代の宮中を舞台にしたドラマ「光る君へ」。
数十年と大河ドラマを見ている立場から言うと、この「光る君へ」は、合戦や戦闘シーンが少ない「変化球」であり、平安時代の宮中を舞台にした恋愛ドラマです。
では第25話「決意」のストーリーを見ていきます。

 (清廉潔白)
冬の越前。紙職人達が紙漉きをしています。こうして出来た、越前の和紙の美しさに、まひろは、「艶やかな紙だ」と、うっとりしています。


国司の重要な任務の1つが税の徴収です。
その税の徴収ですが、越前の国司になった為時は、越前の産物である越前和紙が予定よりも多く治められていることに気がつきます。2,000枚のはずが、2,300枚あるぞ。

これまでの国司は余った分を売りさばいたりして私腹を肥やしていたようですが、為時は賂を固辞します。清廉潔白です。為時とは違い、身分を利用して私腹を肥やしたり、良い思いをする奴はいつの時代にもいるもんですね。

まひろは、一枚いただきたいと言うと、為時から即座に「ならぬ」と返されます

為時は、余分な紙は返すときっぱり!
「返すくらいなら」と欲しがるまひろを、為時はたしなめます。為時が和紙を返すというと、相手は「今のままで良いです。おそれながら、四年で都にお帰りになる国守様にはおわかりいただけますまい。どうか、そのままにしておいてください」と言うのです。結局、為時が折れました。

 為時は「わしは世の中が見えておらぬ」と、つぶやきます。「宣孝は清濁併せのむことができるから、太宰府でもうまくいっていたのだろう。まひろもそんな宣孝に心をとらえられたままだ」と嘆きます。

(ラブコール)
まひろのもとには、「妻になれ」と言った宣孝から恋文がしょっちゅう届きます。それを見て為時はそれだけ思いがあるのだと言いますが、同時に、他に妻がいるから覚悟も必要だと心配します。
当時の日本では子孫を増やすのが最重要課題であり、天皇も含めて一夫多妻でした。

そのころ道長は、倫子との間に生まれた子供達と仲良くくらしていました。子を抱き上げ、うれしそうにあやします。

 (京に戻る)
まひろは父の越前を離れ都に戻りました。
帰京してみたら、いとに旦那ができていました。そして乙丸にも、きぬという、体力がありそうな奥さんが出来ていました。

 こうして京都に戻ったまひろのもとに、宣孝がやってきました。宣孝は酒を持ってきて、まひろの歓迎の宴が催されます。宣孝は上機嫌で催馬楽を歌います。

 一条天皇しっかりして下さいよ)
長徳4年(998年)一条天皇は政に気が入りません、
中宮定子の兄弟が許され、一条天皇と再会したとたん一条天皇は、定子にうつつを抜けす日々。

いわゆる色ボケ・・。道長は、定子を愛しむあまり政が疎かになっている一条天皇に頭を悩ませます。

陰陽師の晴明は、地震、災害、疫病、洪水などの厄災がすべて起こると道長に告げました。道長はそれらを防ぐために邪気払いをしてくれと告げます。

それに対して晴明は「災いの根本を取り除かねば、何をやっても無駄にございます。それを阻止できるのは左大臣様しかいない。よいものをお持ちではありませんか?お宝を使いなされませ」と言い、去ってしまいました。

 朝廷では道長は「勅命はまだおりんのか!大水が出てからは遅い」といらだっています。

帝が政をないがしろにしていて、事が進まず、雨期が迫っているのです このまま放置すると洪水が起きます。

あれほど民のことをお考えであった帝がどうしたものか。情けないと道長は悔しがっています。

なんとかしたい道長ですが、行成を経由して一条天皇に、「道長に会って欲しい」と打診しますが、「この時分まで追いかけ回すとは無礼だ!」と怒られてしまいます。

 清少納言の作品)
定子を一条天皇の元に呼ぶために藤原行成のアイデアで用意した職御曹司ですが、ここに藤原伊周が出入りするようになりました。

すっかり元気を取り戻した伊周は、清少納言の随筆を褒めました。

そして、清少納言の随筆を宮中に広めることで、往時の素晴らしさを思い出させようとするのです。清少納言は、これは「中宮様だけのものです」とこばんても、「おもしろい女房がいると皆知ることになる」として伊周は引き下がりません。こうして、清少納言の作品は書き写し、広められることになります。

(やってられない。。)

雷雨の季節が到来しました。そして、晴明の予言どおりに、大雨で鴨川の堤が大きく崩れます。

 そんな状況なのに職御曹司では、藤原公任が、一条天皇中宮定子を前に笛を吹いています。
それを聞く一条天皇は、良い音色だと褒め、その後は、清少納言、公任が歌のやり取りをします。
その見事なやりとりに伊周が、公任に歌の指南を頼みますが、公任は伊周に教えるほどのことはないと断ります。
すると、伊周は公任による歌の会を開きたいと言い、一条天皇中宮もこれに賛同します。

・・・と、この雰囲気の中、そこに道長が登場します。

一条天皇は「ここでは政の話はしない」と言いながら、その場から立ち去ろうとする定子の手を掴んで引き止めます。

道長は、鴨川の堤が決壊し甚大な被害が出たと告げます。堤の修繕をしようとしたが、お上の姿がなく、進めることができなかったと言います。
そして、道長は、このままでは帝を支えることはできないと、左大臣の職を辞そうとします。道長は、三度にわたって辞表を出しますが、一条天皇は受理しません。

 (夫婦)
まひろの家も洪水で泥だらけになったので、みんなで片付けです。
いとは「歌がうまい男がよいとか、見目麗しい男がよいとか、富がある男がよいとか、話の面白い男がよいとか、皆言うけれども、自分の言うことを聞くこの人が尊い」と言います。

そして、いとは、乙丸ときぬの馴れ初めを聞いてきました。

乙丸は、まひろのためにウニを探しましたが、きぬはそのウニを取る海女だったそうです。海女だから、きぬの特技は息を長く止めていられることです。

(それは私の妻です)
道長のもとに宣孝が山城守になったこのと御礼を言いにやってきました。
そして宣孝は、道長に「まひろと結婚する」と伝えます。これを聞いて、道長の顔が一瞬驚いたようになりますが、すぐに正気になり「めでたいこと」と言います。

 

宣孝がまひろのもとへやってきました。道長に会い、まひろを妻としたと告げたと言います。まひろは気分を害し「なぜそのようなことを告げたの」と詰め寄ります。
宣孝が「告げておかないと、後から意地悪されたら困る」と言うと、まひろは意地悪な言い方だと返し「お帰りくださいませ」と冷たく言い放ちます。

そのころ道長は、迎えの車が来ても帰らず仕事に打ち込むと告げていました。

(文)
道長はまひろに祝儀を贈ります、しかし一緒に送られた手紙は道長の字ではありませんでした。

すると、まひろは何かを決断したかのように自室へ向かい、机で書状を書きます。そして竜胆の枝を文につけ、乙丸に渡しました。
夜、まひろのもとに宣孝がやってきました。
まひろ「私は不実な女でございますが、それでもよろしゅうございますか」
宣孝「わしも不実だ。あいこである」
こうして2人は抱きあいます。
話はここで終了し、次週に続きます。