1912年(明治45年)7月30日、午前0時43分、明治天皇が崩御します。満59歳でした。
明治天皇は、孝明天皇の第2皇子で、日本の第122代天皇です。
1867年父の死により16歳で即位。その10ヵ月後に幕府は大政を奉還します。
そして新政府は五箇条の誓文を公布し,政治の基本方針をしめす。
1868年9月、年号を慶応から明治と改元して一世一元の制を定めます。
さらに、江戸を東京と改称し,1869年(明治2年)には京都から東京へ遷都します。
(日本が大きく変わった時期・明治時代)
明治天皇の時代は、日本が大きく変革した時代です。
サムライの国から西洋化が進みます。
富国強兵、殖産興業に力を入れ欧米の制度や文化を導入・採用し、日本の政治,経済,
文化,教育,軍事が近代化されます。
1885年(明治18年)に内閣制度が制定され、1889年(明治22年)には大日本帝国憲法が
発布され,立憲国家・近代国家として確立していきます。
同時に1894年(明治27年)には日清戦争、1904年(明治37年)には日露戦争が起き、
いずれも勝利します。
日本が軍事大国化していった時期でもあります。
日本が近代化を進んで行く明治時代。
その時代をリードした元首・明治天皇が崩御したのは7月30日です。