日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

MENU

特別公開 興聖寺(織部寺)

f:id:reiwa00502:20220127121957p:plain


2022年(令和4年)の冬に、普段は一般公開されていない寺が、特別に公開されると

いうことで見て来ました。

京都市上京区にある臨済宗円通山本山の寺院・興聖寺」(こうしょうじ)です

 

興聖寺織部寺)

興聖寺江戸幕府が開かれた年=1603年に、虚応円耳(きいんえんに)という僧が開山し、大名で千利休の高弟の茶人でもある古田織部により建てられます。そのため “織部寺”としても知られます。

この古田織部という名前、恥ずかしながらおっさんは知りませんでした。この織部さん、この周辺ではかなり有名な方とのことです。

 

この寺は、江戸時代には後陽成上皇後水尾天皇勅願寺となり繁栄しました。

f:id:reiwa00502:20220127123319p:plain


(通常は非公開だが今回は特別公開) 

興聖寺は、通常は非公開ですが、京都市公益社団法人京都市観光協会(DMO KYOTO)が主催する第56回 京の冬の旅「非公開文化財特別公開」で2022 年1月8日(土)~3月 18 日(金)に公開されました。

めったに中を見ることができないとの事なので、このチャンスを逃すなと今回見てきました。

f:id:reiwa00502:20220127121825p:plain

 

(本堂)

f:id:reiwa00502:20220127120741p:plain

興聖寺の本堂には、中央に御本尊である釈迦如来、その左に達磨大師、右に弥勒菩薩が祀られています。

この建物は当初は仏殿として建てられましたが、のちに仏法を説く場所になり、現在は本堂として使われています。

 

(方丈)

方丈とは、法要、法話、精進料理をふるまう斎会(さいえ)などが行われる広間のことです。

f:id:reiwa00502:20220127121003p:plain

 

ここには杏橋 幹彦「青波の襖」という海中写真が奉納されています。鮮やかな青です。

f:id:reiwa00502:20220127121114p:plain

f:id:reiwa00502:20220127121033p:plain

f:id:reiwa00502:20220127120926p:plain

f:id:reiwa00502:20220127121248p:plain

f:id:reiwa00502:20220127121319p:plain

天井にも見事な絵が。。

f:id:reiwa00502:20220127121407p:plain

 

(降り蹲踞(おりつくばい))

興聖寺の庭には「降り蹲踞(おりつくばい)」がありました。

これは、地面を深く大きく掘り下げた穴に螺旋状の石段を作り、降りた先に手水鉢を

据えたものです。

f:id:reiwa00502:20220127121542p:plain

f:id:reiwa00502:20220127121606p:plain

側面には石像がありました。

f:id:reiwa00502:20220127122125p:plain

 

(茶室)

f:id:reiwa00502:20220127121740p:plain

興聖寺には雲了庵と青松庵というふたつの茶室があります。雲了庵は織部院号から名付けられた茶室で、織部の木造が祀られています。青松庵は織部の妻の院号から名付けられました。

 

興聖寺織部寺)公式HP】


<<興聖寺織部寺)への行き方>> 

京都駅から地下鉄烏丸線 鞍馬口駅下車 徒歩15分

住所:京都市上京区堀川通寺之内上ル

電話 075-45-4722
(午前 九時〜午後 六時)

 

特別公開の興聖寺、海の青さが素晴らしい襖や

降り蹲踞(おりつくばい)が印象的でした。

f:id:reiwa00502:20220127122817p:plain