日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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2023年(令和5年)4年振り通常開催の博多祇園山笠のフィナーレ追い山を見てきたよ!!【観覧スポットやおすすめホテルも紹介】

 

九州博多の夏を彩る風物詩・博多祇園山笠 2023年(令和5年)は、4年ぶりに新型コロナウイルス対策での制限がない通常開催でした。
その博多山笠
のクライマックスとなる「追い山笠(やま)」を見てきました。

博多祇園山笠とは)

博多祇園山笠は、毎年7月1日から15日にかけて開催される博多の総鎮守の櫛田(くしだ)神社の奉納神事で800年近いの歴史を誇る国重要無形民俗文化財ユネスコ無形文化遺産です。

2023年(令和5年)は782回目の開催です。
開催中の約二週間は、ほぼ毎日神事を執り行い、7月15日の追い山でフィナーレを迎えます。

(山笠のクライマックス・追い山)

博多祇園山笠の最終日に行われる「追い山」には、7つの流の舁き山笠と上川端通
飾り山笠の合計8つの山笠が登場します。ここでいう「流(ながれ)」は博多祇園山笠などの博多のお祭りで使われている自治組織の呼称です。博多祇園山笠での「流」は、恵比寿流、土居流、大黒流、東流、中洲流、西流、千代流の7つあります。

 

午前4時59分に1番山笠が山留をスタート、博多の総鎮守櫛田神社の境内の清道を回って奉納します。


その後、途中で担ぎ手が交代しながら博多の町を舁き回り、ゴールとなる須崎町の廻り止めまで約5,5kmのコース、下の地図の赤線で示したルートを走ります。

博多祇園山笠振興会監修の 無料冊子 博多祇園 山笠 より】

8つの山笠は5分おきに出発し、ゴールとなる須崎町の廻り止めまでの所要時間はだいたい20分くらいです。

追い山では山留から櫛田神社の清道を回って清道を出るまでの「櫛田入り」のタイムと、廻り止めまでの「全コース」の走破タイムが計測されます。

(前夜に櫛田神社参拝)

追い山が行われる前夜、櫛田神社に行きました。追い山開始の6時間ほど前で、
準備が行われていました。

多くの参拝客がいました。


飾り山「博多津再興之礎(はかたつさいこうのいしずえ)」が奉納されていました。


こちらが櫛田神社の境内の清道旗です。ここを一周します。

 

それぞれのヤマが青道旗の周りを回った後、「博多祝い唄」を歌い、その後、市街に
向かいます。

 

(追い山当日)

4年振り通常開催となった2023年(令和5年)7月15日(日)追い山当日、朝4時に起きホテルを出発したおっさんは、地図下に示した場所で観覧しました。
ここは山笠が走る道で次々とやってくる山笠を見ました。

午前4時半すぎ。まだ夜が明けきれず薄暗いです。しかしすでに人がたくさん。
しかも去年と違い、2023年(令和5年)は天気が腫れ、しかも土曜日開催、さらに4年振り通常開催ということで、前年よりも人が多い状況です。

 

(午前4時59分追い山開始)

午前4時59分、2023年(令和5年)、4年振り通常開催となった博多祇園山笠、1番山笠・土居流から、追い山のスタートです。

7つの流の舁き山笠が「オイサ、オイサ」のかけ声とともに次々と駆け抜けました。では順番通り見て行きます。

①【一番山笠 土居流 黒田筑前守長政(くろだちくぜんのかみながまさ)】

 

②【二番山笠 大黒流 薫風来(くんぷうらい)】

 

③【三番山笠 東流 武覚悟乃六文銭もののふかくごのろくもんせん)


④【四番山笠 中洲流 龍鬼願安寧(りゅうきあんねいをねがう)

 

⑤【五番山笠 西流 強弓一箭裂鬼神(ごうきゅういっせんきじんをさく)

 

⑥【六番山笠 千代流 日輪幸慶博多照(にちりんこうけいはかたをてらす)


⑦【七番山笠 恵比寿流 青天白日怒雷奔(せいてんはくじつどらいはしる)

 

(飾り山) 

最後は上川端通の飾り山笠の登場です。
飾り山で今までの7つのヤマより大きくて、しかも見栄えがあります。

八番山笠 上川端通のヤマは、途中で止まり、このように上に伸びます。

最後はこうなりました👇

(山笠の始まりは?)

鎌倉時代の1241年に博多で疫病が流行します。そのとき、承天寺の開祖・聖一国師
祈祷水を撒いて町を清め、疫病退散を祈願したことが始まりとされています。
(※諸説あり)。

 

博多祇園山笠観戦のポイント)

さて、博多祇園山笠を観戦する上でのポイントを挙げます。

①JR博多駅博多口周辺のホテル宿泊がお勧め

山笠の追い山笠は朝早く始まるので、観覧スポットの場所取りを考えると公共交通機関が動く前から行く必要があります。そのため前日にホテルに宿泊した方がいいです。そのホテルも現場に近いJR博多駅の博多口方面にあるホテルがいいです。おっさんが今回宿泊したホテルは現場まで徒歩4分という好立地。
朝4時半に歩いて現場に行き、最前列の場所を抑えることができました。また山笠終了後ホテルに戻り風呂に入り仮眠を取り体調を整えました。
ですから追い山笠を見に行くならJR博多駅博多口方面のホテル宿泊がお勧めです。


②情報収集は、無料で配られる冊子・博多祇園山笠で!
福岡市営地下鉄の駅などには、山笠の由来、今年の山笠のヤマの人形の説明や走る順番、ルートがわかる冊子「博多祇園山笠」が置いてあります。無料配布です。
これを読んで事前に予習をしておきましょう。凄く便利です。


博多祇園山笠 公式HP】


③観戦スポットは地下鉄祇園駅周辺がお勧め

今回、おっさんが観戦した場所は、地下鉄祇園駅周辺。ここは櫛田神社から出発した
山が駆け抜けてくるし、東長寺前の清道旗での方向転換も観れるし、近くにファミリーマートがあるから熱中症対策の飲み物も購入できるしトイレも大丈夫。
この距離で見れました。

 

④自撮り棒が役に立つ

大勢の人が並んでいて、ヤマが来ると一斉にスマホを掲げて撮影に入りますので、どうしても人の手が映りこんでしまいます。そこで、自撮り棒があれば、そういうのを気にせずに撮影できます。これ重要ですよ、

 

⑤各地にある飾り山も見ましょう

山笠期間中には綺麗で豪快な飾り山が飾られています。
下の写真は、JR博多駅前に飾られたヤマです。

このような豪華で綺麗な飾り山が各地にあり、その場所は先程紹介した無料冊子に書かれています。

 

2023年(令和5年)7月15日(土)
4年ぶり通常開催の博多祇園山笠でした・・・。
地元では山笠が終わると夏が来る、と言われています。