日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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大河ドラマ 光る君へ 第3話「謎の男」ネタバレあらすじ 

おっさんは「光る君へ」を
平安時代の宮中を舞台にしたドラマと考えて見ています。
今回は第3話のあらすじです。

(タイトルの「謎の男」とは・・)
第3話のタイトルは、「謎の男」。謎の男とは誰?何のこと??と気になりますね。
道長は、まひろにとって、まだ正体を明かしていないので「謎の男」です。
まひろが、また道でぶつかった男も「謎の男」です。
さて、ストーリーをみてみましょう。
(誤認逮捕)
まひろは、道で男とぶつかります。まひろは、彼が追われていたために、その男を助けようとして、追っ手に適当な方向を指さし「あっちに逃げた」と言います。
しかし、そこには運悪く、偶然にも三郎=藤原道長がいたため、京都の治安を担当していた検非違使(けびいし)につかまります。
驚いた、まひろは、駆け寄り「その人ではありません」と訴えましたが聞き入れられません。道長は連れていかれ牢屋に入れられます。
でも、三郎は周囲の一般人よりもいい服を着ていますよね。検非違使はその姿に「この人高貴な方かも」とは思わなかったんでしょうか・・

道長がつかまったという知らせは、父・兼家の耳に入ります。そして道長は、右大臣の子息であることが分かり、釈放されます。

(この人誰??)
父は、道長に「わしにとっても一族にとっても今がどういう時期かお前もわかっておろう。今は、一つのミスもあってはならん。懐仁親王東宮になり、天皇にならなければ、摂政になれん。」と諭します。
そうなのです。ここ数年が一族の繁栄になるかも知れない大変重要な時期を迎えているのです。ですから、身内のしくじりは許されないのです。
まひろは、自分の言動で道長が投獄されたことに責任を感じ落ち込み、同時に道長のことを心配しています。
その晩、フクロウの鳴き声が聞こえました。まひろが外に出ると「見るな。声をあげるな。危害は加えん。あいつは、無事だ。あいつとは、今お前が案じてる男だ。」という声が・・。。実は、あのとき追われていた男が、まひろの住む屋敷に忍びこみ、道長の無事を教えてくれたのです。そして男は、塀の向こうにいなくなりました。しかしこの人誰?何者??なぜこんなことをするの??不思議??この男、まさに謎の男です。

 (似顔絵)
一方、まひろは、弟の大朗に依頼し道長の似顔絵を描いて道長探しをはじめます。この絵がまたなんとも言えないもので、この似顔絵で相手がわかるかと言えば、その可能性は限りなく0に近いという出来です。大朗は、街に行き、この絵を元に人捜しをしますが見つかりません。
この時代、都には絵師がいたはずです。人を探そうというのならそういう専門家にたのんできちんとした似顔絵を描いてもらうべきです。まひろ、甘い!!
(毒盛りが感づかれた??)
自分の天下を取りたいために円融天皇を退位させようと企む兼家・・。その作戦の1つが「死なない程度に帝に毒を盛る」ことです。
兼家の指示で、道兼は女官を使い帝の食事に毒を仕込みます。それが効いてきたのか円融天皇は体が弱っていきます。その帝の様子を見て道兼の上司、藤原実資が「どうあってもおかしい。この様子はおかしい。」と感じ、円融天皇の食事に何か盛られているのではと食事の検分を行います。
それを知った道兼は、兼家に「実資に疑われている」ことを伝えます。兼家は「さねすけか。味方にしておかねばならぬな。」と言います。
ちなみにこの藤原実資、彼が書いた「小右記」には、道長が詠んだ「この世をば我が世とぞ思う望月の……」というあの有名な歌が記されています。

 (譲位の気配)
安倍晴明が兼家の自宅を訪れ「邪気は払えましたが、背負っておられる荷物が重すぎるゆえに、先ほど荷物を降ろされることを奏上つかまつりました。」と報告をします。
安倍晴明もグルになって円融天皇の譲位を画策していました。
兼家は、見舞いと称して内裏に行きました。本心は、円融天皇の状態を確かめるためでした。そして円融天皇が、懐仁親王東宮にしたいと考えていることを知ります。

(歌の勉強会)
あるとき、まひろは、父・藤原為時に勧められ左大臣源雅信の屋鋪に向かうことになりました。源雅信の娘・倫子ら、高貴な姫達が集う和歌の勉強会にでるためです。倫子は、のちに藤原道長正室となる今後のキーパーソンの1人です。

当初まひろは、身分が低いので出席したくない事を告げます。しかし、父から「お前は賢い。身分を乗り越える才がある。さらに源雅信の嫁である藤原穆子様は親戚だ」と勧められ、その会に出席することとなりました。

和歌の勉強会は、歌人赤染衛門」(あかぞめえもん)が先生で、服装がよく見た感じ身分が高い姫達が呼ばれていました。この姫達のしゃべり方などしぐさが、なんか嫌みっぽいというか何というか・・・
まひろは「藤原の為時の娘・まひろでございます。わたくしのようなものでも、どうか加えていただきたく存じます。」と挨拶をします。

勉強会で行われていたのは、「へんつぎ」という遊び。例えば、「見」というお題を出されたら「石」という辺を選び、ひとつの漢字「硯」(けん)と読むというものです。この遊びで、まひろは、持ち前の才能を発揮し全問正解。周囲をあっと言わせます。というか、お姫様達は、勉強は得意でないようで・・。

倫子様は「すごーい。まひろさんは漢字がお得意なのね。まひろさんには敵わないわ」と、笑います。でも、これ本心で褒めているのではなく嫌み感満載です。

歌人赤染衛門は、「倫子様も、もう少し漢字を覚えませんと」とたしなめると倫子は「はーい」と馬鹿にしたように答えます。もう、なんとも異様な世界です。

こうしてみると真剣に勉学にいそしんでいる感じは受け取れませんね・・。
(真意)

初めての高貴な勉強会を終え、まひろが家に帰ると、藤原為時がまひろに「どうだった」と尋ねます。、ひろは「良い時をすごしました」と答えます。
父が左大臣家の姫が集う和歌の勉強会に参加させてくれたのは、父が仕える藤原兼家に、ライバルである左大臣の動きや情報を伝えるためでした。兼家は、懐仁親王を帝にしたいため、ライバル達の情報が欲しかったのです。それに気がついたまひろに父は「嫌なら行かなくて良い」と言います。その言葉に対して、まひろは「倫子様のお気に入りになれるよう努めます」と言います。こうして、まひろが倫子の会合にスパイとして入り込むようになりました。この上流階級の姫様達との会合での経験が、下級貴族のまひろにとって、源氏物語を創作するときに役に立ったのかもしれません。
(再会)
左大臣宅に足を運ぶようになったまひろは、ある日、左大臣宅から帰る途中で散楽を見に行き、偶然、道長と会います。再会する2人・・
そのとき、散楽の女形のお面が割れました。
出てきた顔は、なんと屋敷の屛の上から、まひろに話しかけてきた男でした。なんなのか??次回につづく・・