日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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大河ドラマ 光る君へ 第14話「星落ちてなお」ネタバレあらすじ 

平安時代の宮中を舞台にしたドラマ「光る君へ」。
第14話「星落ちてなお」のあらすじを見て行きましょう。
(知らんふり)
花山天皇が退位させられたことで父親が職を失い収入源が途絶えたまひろは、就職活動を行いますがなかなか職が見つかれません。
そんなとき道長の妻・倫子から仕事の誘いを受けます。しかし、まひろは断ります。
その帰りに道長と鉢合わせします。2人にとって久しぶりの再会でしたが言葉を交わすことはありません。道長は頭を下げて道を譲るまひろの前を通り過ぎて行きました。
なんとまあ・・・

(いとのおいとま)
自宅に戻ったまひろは、いとに、女房の話は断られた、と嘘をつきました。
これを聞いた、いとは、少しでも食いブチを減らそうと、為時に暇乞いを申し出ますが引き止められます。
以前、為時の暮らしは苦しいままです。

(兼家の出家)
ある日、兼家は3人の息子達を呼び、長男の道隆を後継者にすると告げます。次男で花山天皇退位に対し裏工作をした次男の道兼はこの処置に納得がいきません。
しかし、兼家は道兼を人殺しと呼び、そんな人間に一族の長が務まるか と言います。これを聞いた道兼は怒り、「父上こそ、帝の父の円融院に毒を盛り、花山院の女御とその子を呪詛した挙句に殺した張本人ではないか」と悪事をバラします。

これには道隆が驚きます。しかし、その道隆に兼家は、「何も知らなくて良い、このまままっさらな道をいけ」と伝えました。そして道兼には、「今後も汚れ仕事を引き受けて道隆を支えるか、どこぞへ流れるか、どちらかしかない、」と言い渡します。

それを聞いた道兼は兼家を「おいぼれ」と叫びその場から立ち去り、以後、参内もしないようになります。


その後、兼家は出家します。
兼家は、かつて花山天皇の女御と御子を呪詛によって葬っています。そのため、自分の手が血で汚れていることに恐れをなしていました。
(兼家の死)
その頃、道長のもう1人の妻・明子は、一族を落ちぶらせた兼家を呪詛していました。
その効果なのか、やがて、兼家は意識を失い、意識不明になり寝込みます。
そこへ寧子が道綱を連れてやってきて、死ぬ前にくれぐれも道綱への橋渡しをよろしく頼みますと念を押しします。このおかあさんは本当に息子想いというか・・・。
すると、兼家は目を覚まし、かつて寧子が蜻蛉日記に書いた和歌を口にします。
ふたりが帰った夜中、兼家は起きあがって庭へ出ます。そして明子の呪いで真っ赤に染まった月を眺めながら息絶えました。
陰陽師安倍晴明は星の動きをみて「星が落ちる、次の者も長くはない」と予言します。

父の恨みを呪詛で晴らした明子でしたが、その代償のように授かった子を流産してしまいます。

明子の流産を知った道長は、生まれてこれない宿命の子もいる、明子のせいではない、と明子を慰めます。

もう一人の妻の倫子は、あちらはまだお若いからまた次の子が望めるわ。私も頑張らなくてわ。とライバル心を出します。
宣孝から兼家の死を聞いた為時は、その死を悼みます。いとは、この死を機に為時に再び職が見つかるのではないかと兼家の死を喜びました。

次男の道兼は、兼家の喪にも服さず、女たちを侍らせて酒浸りの毎日。そんな姿に、妻の繁子と娘の尊子は愛想を尽かし出ていきます。見事な絵に描いたような転落堕落です。

(ひいき人事と歌会)
父の後を継いで摂政になった道隆はまだ17歳の息子・伊周を一足飛びで蔵人頭に任命すると言うひいき人事を行います。当然、周りは面白くありません。
また伊周の母・貴子は息子の婿入り先を良い家柄にしたいと考え、姫たちを集めて和歌の会を開きます。その会には5年前の漢詩の会に参加したまひろとききょうも招かれます。

和歌の会では、まひろとききょう、のちの紫式部清少納言が再会しました。
ききょうは、自分の人生を自分の志のために生きたいと考え、夫と息子を捨て宮中に女房として出仕するつもりだと語ります。
一方の、まひろは民に文字を教え、読み書きができる人々を増やしたいと言います。「出世」と「地道な活動」・・2人の対比が面白いです。
中宮定子)

摂政になった道隆は、さらなる専横を行います。その地位を盤石にするために娘の定子を中宮にすることを企みます。
当然この動きに公卿たちは猛反対しましたが、一条帝の「世は定子を中宮とする」とい声で決まってしまいました。こうして道隆は息子も娘も良い地位に持って行きます。
(学問はいらない!)
たねに文字を教えている、まひろは、このように、今後も1人でも多くの民を救えることができればれと考えていました。

しかし、悲しい現実に直面します。まひろが読み書きを教えていた子どもの、たねが勉強に姿を見せないので、たねの自宅に様子を見に行くと、たねは農作業をしていました。
そして、たねの父親から、「余計なことをするな。ウチの子は一生畑を耕して死ぬんだ。文字なんかいらねえ!!俺らはあんたらお偉方の慰み者じゃねえ」と怒鳴られます。田畑を耕して生きる自分たちに文字は必要ない、という厳しい言葉でした。

(下々のことは下々に任せれば良い)
道長もまた、厳しい現実に直面します。
検非違使庁のしもべたちが楽をするために罪人を密かに殺していることを明らかにし、検非違使庁を改革しようと試みます。
しかし摂政の道隆は、下々の罪人がどのように処罰されようと知ったことではない、と言う考えで、改革案を何度も却下します。下々のことは下々に任せれば良いという考えです。

こうして朝廷内部では貴族のことだけを考える道隆の独裁が始ろうとしています。それは民を大切に思う道長とまったく違う考えです。

・・・さあ、どうなる。次回に続く