日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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大河ドラマ 光る君へ 第6話「二人の才女」ネタバレあらすじ 

おっさんは「光る君へ」を
平安時代の宮中を舞台にしたドラマと考えて見ています。
今回は第6話「二人の才女」のあらすじです。

 今回は、タイトルにあるように2人の才女=紫式部清少納言という当時の2大才女が登場、しかも同席。

では、ストーリーを見ていきます。

 (これからも左大臣の家に行きます)

道長に、「あなたの兄が私の母を殺した」と告げたあと、気が抜けた様子で帰宅したまひろは、門で待っていた父に泣きつきます。その様子を見た父は、まひろに左大臣の姫達が集う勉強会に行かなくていいと告げます。 
しかし、まひろは「父上、気持ちうれしく思います。けれど、私は左大臣の家にはこれからも通いたくございます。父上のよりどころが我が家にとっての敵、右大臣家だけなのは私も嫌でございます。倫子さまと親しくなることで、源氏とのつながりを深めたいと思います。」と言い和歌の集いに行くことにしました。実は、まひろの本心は道長と距離を取るためでした。
左大臣の娘と道長との縁談)

その頃、藤原詮子左大臣源雅信を呼び出していました。詮子は帝に毒を盛った父・兼家が許せません、そこで父に対抗するため、源雅信を脅して強引に自分の味方に引き入れます。さらに弟の道長にはその娘・倫子と結婚することを促します。

一方、道長の父・兼家は、左大臣との関係を深め、さらに自身の政治基盤を安定させるために、道長左大臣の娘・倫子との縁談を勧めます。
目的は違いますが、道長は父と姉の双方から左大臣の娘・倫子との縁談を勧められるのです。

漢詩の会を開催)
朝廷の内部勢力にも動きが出ています。
ある日、道長は兄・道隆の家をたずねました。そこで道長は、花山天皇とその叔父である藤原義懐が距離を詰めていることを伝えます。

共に漢詩を学ぶ藤原行成の話では、藤原義懐(よしちか)が、同じく四条宮で道長と学ぶ藤原公任(きんとう)と藤原斉信(ただのぶ)を屋敷に招いたそうです。
義懐は、公任と斉信との仲を深め花山天皇の一派に取り込もうとしているようでした。そして、屋鋪に道長が呼ばれなかったのは右大臣家を排除するためだと報告します。

それを聞いた道隆は「若い者たちの心が、帝と義懐一派に向かいすぎるのは、よろしくない」と言い、それに対抗するために「漢詩の会」を開催します。
これは単なる会ではなく、漢詩の会をきっかけに若い貴族たちを招いて、彼らを懐柔しようというのです。

この漢詩の会の先生役に、まひろの父・為時が選ばれました。まひろは、為時についていき手伝いをしようと考えます。そして、漢詩の会の参加者名簿に、道長の名前がないのを確認したうえで申し出ました。

 (清少納言

漢詩の会には、為時は、まひろを、もう1人の先生役の清原元輔は娘のききょうを連れてきました。

 ききょうは堂々とし、「面持ちです。胸が高鳴りますわ。大いに楽しみましょうね、まひろ様」とまひろに笑いかけます。

「ききょう」は後の「清少納言」です。紫式部清少納言の若き日の出会いが描かれました。しかし、これは創作です。史実では2人はお互いを意識したものの顔を合わせたことはないようです。
漢詩の会)

漢詩の会が始まりました。すると名前がなかった道長がその場に姿を現わしました。
次々と漢詩が披露されていきます。そのようる中、まひろと道長はお互いを意識しています。

藤原公任が見事な歌を披露します。そして、まひろが、この感想を聞かれますが、道長のことを考えていたので公任の漢詩を聞いていませんでした。そのため、「公任様の作品は、まるで唐の白楽天のようでございます。」と口から出任せで応えます。 これを聞いたききょうは、「私はそうは思いません。白楽天の親友だった元微之(げんびし)のように思えました。」と返します。火花バチバチですね。

道隆は漢詩の会の最後に、若者たちに礼を述べ「そなたらとともに帝を支えたてまつり、この国をよりよき道に導いてまいろうぞ」と言います。
この道隆の言葉に、貴族達は、道隆に義懐にはない品格を感じ、共感します。公任と斉信は帰りに二人で「信頼するべきは、義懐殿ではなく道隆殿ですな」と意見が一致します。

漢詩の最中、道長はずっと、まひろの視線を送っていました。しかし言葉を交わすことはありませんでした。
(盗賊の正体)
道長が宿直で大内裏の警備をしていた晩に盗賊が入り、絹などを盗み取っていきました。道長が発見し、塀を越えていく盗賊たちに矢を射(い)たところ、一人の盗賊の腕に当たりました。矢を受けたのは直秀でした。直秀は、散楽一座の一員であり、同時に盗賊団をしていたのです。しかし、道長はそのことには気づいてはいません。
(恋文)
その晩、まひろの従者の乙丸が三郎の使者から送られてきた文だとまひろに渡します。その文には、

「ちはやぶる 神の斉垣(いがき)も越えぬべし 恋しき人の みまく欲しさに」

~私は、越えてはならない神社の垣根も越えてしまいそうな想いです。恋しいあなたにお会いしたくて~

これは恋文です!まひろへの恋心を詠んだ道長からの和歌です。
道長は、まひろに会いたくてしかたがないのです。おおおお~

これまでの大河ドラマのメインストーリーを占めていた合戦や戦中心ではない平安恋愛ドラマ進行中です。
次回に続く