日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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大河ドラマ 光る君へ 第11話「まどう心」ネタバレあらすじ 

おっさんは「光る君へ」を
平安時代の宮中を舞台にしたドラマと考えて見ています。
今回は第11話「まどう心」、
寛和の変でまんまと天下をとった兼家、
まひろと道長の恋の行方の2本立て!
それでは、あらすじを見て行きましょう。
(父親失業)

花山天皇の突然の出家&譲位、それにより、まひろの父・藤原為時は、式部丞と蔵人の職を失い、無職に戻ります。
無職です!!無職・・・これからどう生活していくか、大変な問題に直面しました。

為時の娘のまひろは、この状況を、なんとかしなければ、と考えます。

(顔つきが・・・)

四条宮では藤原公任(きんとう)、藤原斉信(ただのぶ)、 藤原行成(ゆきなり)が、深夜に起きたの花山天皇の突然の出家&譲位の話題で盛り上がります。

斉信は「若すぎるだろ、世を捨てるには」(このとき花山天皇は19才)と驚き、公任は道長が帝の譲位を知らせるため自分の屋敷に現れたことを明かします。そして斉信は「道長も一枚噛んでるとなると、一家を上げてのはかりごとだな」と兼家一族の影を感じます。

そこに、その道長が現れます。斉信が「どうやって真夜中に帝を連れ出したんだ?」とたずねますが、道長は「聞かないほうがいいよ。もう終わったことだ」と冷たく答えます。道長は、その後も行成から「お顔つきが…」と言われるなど、周囲は道長に変化を感じます。

(直談判)
職を失った父をなんとかしたいと考える娘のまひろは、左大臣の娘・源倫子に、父・為時の就職を頼んでみますが、摂政の決断は帝の決断でどうしようもないとあっさりと断られます。

そこで、直接、摂政である兼家に頼もうと、まひろは兼家の屋敷に赴きます。しかし、兼家は摂政であり、まひろとは身分が違いすぎます。この身分の差を超えてあうのは、当時は大御法度です。しかし、まひろは動いてしまいました。

父親の就職斡旋を願うまひろに、兼家は「わしの元を去ったのはそなたの父のほうだぞ。ひとたび背いた者に情をかけることはせぬ。わしの目の黒いうちにそなたの父が官職を得ることはない」と断られます。まあ当然と言えば当然です。

ちょうど帰宅した道長は、まひろが自宅にいたのでびっくりします。そして、あの訪問者はどなたかと父に聞きます。すると父親は、まひろのことを虫けら扱いです。まあひどい!!

(婚活しなさい)
父の友人・藤原宣孝が、為時の屋鋪を尋ねてきました。そして、まひろが兼家に直談判したことを聞き、身分の差を超えたこのまひろの行動に驚きます。まあ当時は誰が考えても御法度ですよね。

そして藤原宣孝は、「婿を取れ。貴族の正妻である北の方にこだわらなければいくらでもおろう。そなたは博識であるし話も面白い。器量も・・そう悪くない」と言います。

しかし、まひろは、「北の方にはなれそうもないし、妾になるのもなんだかなあ」と乗り気ではありません。
さらに宣孝は「身分よりも 富がある男が良いな。わしのような男はおらんかのう。探してみるわ!」と言い立ち去りました。

結婚を勧められたまひろ・・そのまひろが、心に想う人は道長です。

(身内びいき)

摂政となった兼家は、さっそく息子達を昇進させます。長男・道隆 は権大納言、次男・道兼は参議にと、出世させます。
太政大臣藤原頼忠、右大臣に藤原為光左大臣はそのまま源雅信に据え置きました。

花山天皇のあとをうけ、わずか7歳で即位することとなった兼家の孫・一条天皇
その母で兼家の長女 ・藤原詮子(あきこ)は国母となり、息子に、帝としての作法や行儀、言葉使いを学ばせ一人前にさせようと取り組んでいます。

 

策略を巡らせ、ようやく摂政という天下人になった兼家は妾の寧子(やすこ)の元に通いますが、ここではまたも寧子が「息子・道綱も出世を」と売り込みます。寧子は、あの有名な右大将道綱の母です。
一条天皇、即位)

一条天皇が即位する、その日。
大極殿大内裏では天皇の即位準備が始まりますが、突然、大極殿で作業をしていた女官たちに悲鳴声があがります!大極殿に子供の生首が置かれていたのです。

警備をしていた道長は、すぐに、その生首を撤去させ、口止めを強く要請します。
道長は落ちていた血を自分の袖で吹きます。
その後、何もなかったように即位式が行われ、わずか7歳の天皇が即位しました。
緊急事態にかかわらず処理を行った道長即位式の当日に、五位蔵人となりました。

(抗議)

こうして、天下を取った兼家は、祝宴として道隆、その長男・藤原伊周(これちか)、陰陽師安倍晴明と酒をくみ交わします。

この席で、父・道隆の後継ぎは私だ、決して叔父の道兼ではないと伊周は言います。

定子も晴明に挨拶をします。その席に次男・道兼が怖い表情でやってきました。次男・道兼にとっては、自分がお膳立てして成功した今回の即位、そして摂政就任なのに、その立役者である自分を差し置いて、長男と言うことで兄が優先される事に納得がいかないのです。

兼家は道兼を別の部屋につれ、「おまえのの3歳の娘をいずれ入内させよう。しきたりにうるさい公御の心をつかみ地固めをしておけば 、兄を超えることができる」と説得します。

(君や来む)
左大臣の娘・源倫子たちの恒例の勉強会。今回は、古今和歌集の歌が教材になっていました。

その和歌は「君や来む 我や行かむのいざよひに 真木の板戸もささず寝にけり」
訳:いとしい、あなたが来てくれるだろうか、それとも私からそちらにまいろうか
十六夜の月が出る夜に、迷っているうち、とじまりもしないままにねむってしまった

・・・何ともロマンチックな歌です

この歌について、まひろは「(歌の歌い手は)寝ていない。寝てしまったことにしないと、自分がみじめになるから」と解釈します。このとらえ方で彼女の頭の良さがわかります。

このとき、源倫子は、まひろに「意中の人がいるの。名前は言えない。かならず夫にし、この家の婿にします」と伝えます。

(妻になって欲しい)
父親が無職になったことで、まひろは、家計を切り詰めるために下女たちに暇をだしました。そして自分も掃除や洗濯、庭の野菜作りをはじめました。
そんなある日、乙丸が道長からの伝言を受けます。
その連絡を受け、まひろは道長に会いに行きます。そこで道長はまひろに「妻になってくれ、都にいて政の頂きを目指す。だからそばにいてくれ」と伝えます。
まひろは「それは…わたしを北の方(正妻)にしてくれるってこと?」と聞きますが、道長は「北の方はむりだ」と答えます。これは身分が違いすぎるからでしょう。
さらに道長は「されど俺の心の中ではお前が一番だ」と答えます。まひろは「耐えられないそんなの」と答え、道長は「お前の気持ちはわかってる」と返しますが、まひろは「わかってない!」と反論します。
道長は「ならばどうしろというのだ!遠くの国に行くのはいやだ。偉くなって世を変えろ。北の方でなければいやだ。もう勝手なことばかり!」と憤り2人は言い争います。

 道長は、兼家のところに行き「左大臣の家に婿入りする話、すすめてください」と伝えます。
さあ、どうなる。次回に続く