陸軍登戸研究所があった場所には
現在、明治大学生田キャンパスがあります。
そこには、弾薬庫と称される建物が残っています。
(登戸研究所資料館のすぐ近く)
明治大学生田キャンパスの「明治大学平和教育登戸研究所資料館」との看板が掲げられた門から入り、登戸研究所資料館に向かう途中に、「弾薬庫」と呼称されてきた施設があります。
崖の下に作られたような、この建物です。
入り口にはこのような案内版がありました。
実際に中に入らせていただきました。中は普通の倉庫という感じで別段、何も感じませんでした。
内部は奥行約3.2m、間口約2.7mの長方形をしており、天井までの高さは約3m。壁面にはスイッチやコンセント跡が見られます。
下がその内部ですが、中が狭いので全体像が撮影できませんでした。
(弾薬庫ではない??)
この「弾薬庫」と呼称されてきたこの施設ですが、ここが弾薬のような爆発物を格納する場所なのか疑問です。・・・というのは、もしそのような場所だとすると、ここはコンクリートの厚さが薄く足りないのです。
弾薬を保存するなら不意の爆発に対しコンクリートをもう少し頑丈にする必要があるし、爆風を逃す構造物も必要です。しかしこの施設は、そのような形にはなっていません。そこで実際は薬品等の倉庫であったと推定されています。
<<登戸研究所の弾薬庫と称される建物への行き方>>
登戸研究所資料館のすぐ裏にあります。
小田急線「生田駅」南口から徒歩約10分
住所:神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1 明治大学生田キャンパス内
|
|
|
|
陸軍登戸研究所に今も残るこの建物、
どのような歴史があったのでしょうか・・