おっさんが、京都を旅行した時、東寺から京都駅に歩いている途中に、偶然見つけたのが、この道祖神社。
道祖神社は、京都駅の烏丸口から西に5分ほど歩いた、ビルや商店に囲まれた場所にひっそりとある、小さな神社です。
道祖神とは、厄災の侵入防止や子孫繁栄等を祈願するために村の守り神として道の辻に祀られている石仏のことです。
旅の神である猿田彦命(さるたひこのみこと)と、芸能の神である天鈿女命(あまのうずめのみこと)の2柱を夫婦神として祀っています。
夫婦円満や良縁祈願の神様としても信仰されています。
この神社は、平安時代の899年に現在とは違う場所に造られ、その後何度か移転し、
豊臣秀吉がこの場所に移築したらしいです。
推測ですが、この神社は、お祭りや遊びの場として近くの人々に親しまれてきたのではないでしょうか?
京都駅近くにあるこの神社、秀吉の時代からということで400年以上の歴史があるようです。朝廷と幕府がいた室町時代末期、戦国時代、江戸時代、そして天皇が東京に移った明治、大正、昭和、平成、令和・・・この小さな神社にどんな人が参拝し、その人たちにそれぞれどんなヒストリーがあったのか、そして京都の町はどう変わってきたのか。この神社が何を見てきたのか、とても興味があります。
京都には、金閣、銀閣、清水寺といった絶対本命の観光地もありますが、
このような、こじんまりとした神社もいいですね。
<<道祖神社への行き方>>
JR京都駅ポルタC10から徒歩5分