日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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【北九州 曽根干潟 カブトガニ】 きみはカブトガニを見たか!! 北九州市曽根干潟にあるカブトガニ自慢館で生きた化石カブトガニを見たよ!

カブトガニを初めて見た!!

生きた化石カブトガニ・・・

現在生息しているカブトガニ
ほとんど変わらない形の化石は
恐竜の時代よりもはるか昔の
2億年前の欧州の地層から出現しています。


カブトガニ・・名前は知っているものの
生で実物を見たことがありませんでしたが、
今回、見るチャンスが来ました。

 

生きた化石カブトガニ

カブトガニは中世ジュラ紀(1億9500万円前~1億3600万年前)に生きていたカブトガニの祖先であるメソリムルスの化石が、現在生きているカブトガニ類と身体の外形の見分けがほとんど突かないほど似ているそうです。

ということで約2億年の間に姿がほとんど進化していないと考えられ、このことから「生きた化石」と言われています。

 

(ごく限られた地域に生息するカブトガニ
2023年(令和5年)現在、調査が行われカブトガニの産卵が確認されているのはごくわずかです。

(工業地帯のイメージが強い北九州にカブトガニが!!)

社会の教科書に出てくる四大工業地帯の1つ、北九州工業地帯がある北九州市
工業都市のイメージが強い北九州市ですが、同時に自然豊かな場所でもあります。
福岡県北九州市小倉南区曽根新田の曽根干潟(そねひがた)。

豊前海(ぶぜんかい)にあるこの曽根干潟は、小倉南区大字曽根から曽根新田地区に
広がる干潟で、 沖合い約5km、面積約517ha。東京ドーム約110個分もあります。
この曽根干潟竹馬川、大野川、貫川、朽網川から運び込まれた砂や泥が運び込まれ
体積してできたプランクトン豊富な肥沃な干潟です。

この曽根干潟は、日本有数のカブトガニの産卵地で、かつては日本最大のカブトガニ産卵地・生息地だったそうです。
日本カブトガニを守る会福岡支部の調査では、現在日本にあるカブトガニの生息地の中で、産卵に集まるカブトガニのつがいの数が100を超えるのは、佐賀の伊万里山口県の小月、そしてここ北九州の曽根干潟の3か所です。

 

カブトガニ自慢館)
この曽根干潟にはカブトガニを研究し展示するカブトガニ自慢館があります。
なお地元では、カブトガニの事を「はちがめ」と言います。

カブトガニ自慢館。。下の写真のように左は川、そして奥は曽根干潟です。

この「自慢」というのがなんともいいネーミングです。

カブトガニ自慢館は、ご覧のように小さな小屋です。15人も入れば満員になります。

中はこんな様子です。

頂いたパンフに書かれていたカブトガニ自慢館の案内図です。

このカブトガニ自慢館の中央にある水槽、ここには、近くで捕獲した、生きているカブトガニ2匹がいました。

おおお!!人生初のカブトガニ!!
人生初の生きた化石カブトガニとの対面です!!

大小2匹ともメスのカブトガニです。

小さいカブトガニは大人の手のひらサイズで、おとなしくあまり動きません。


こちらは おおきなカブトガニ。テニスラケットサイズの大きさ!デカい!!
しかも、動きが活発でした。

大きなカブトガニの裏面。予想以上に脚が大きいです。(副館長がつかんで見せてくれました)

カブトガニは活発に動く!!)

今回、生まれて初めてカブトガニを生で見て気が付いたことがあります。
今までは、カブトガニはおとなしい生き物で、ずっと砂浜に潜んでいると思っていました。

しかし!!脚を使い動く動く!!

水槽の壁をよじ登ろうとする元気の良さ!!

とにかく動き回る・・

まるで、鎧をかぶった生き物のように足を動かし歩きます。
しかも、その動きは意外に早くカブトムシのようにゴソゴソと歩きます。
これは驚いたあああ!!

 

おっさん、カブトガニとのツーショットに成功!!


カブトガニの生育)

カブトガニのオスメスの区別はその甲羅の形です。甲羅が丸いのがメスです。
また、甲羅の下の部分の両側にあるトゲトゲがメスは3本、オスは6本です。

副館長がカブトガニを持ち、裏側を見せてくれました。
甲羅の形を見れば、確かにメスだとわかります。

カブトガニは、海中の生きた生物を食べ、死んだものは食べません。
1~2歳の幼生は、主としてプランクトンや微生物などを、3歳以上になるとゴカイやアサリなどの貝類やウニ、アオサなどの海藻も食べます。食べるエサにより糞の色が
違うそうで、糞を見れば何を食べたかがわかるそうです。

カブトガニは、砂浜で産卵し波の穏やかな干潟で幼生の育成を行っていますが、一年を通して干潟などで生活しているわけではありません。
カブトガニは、水温が18℃以上になる6月中旬から9月までが活動期です。
産卵は6月~8月の大潮から中潮にかけての潮位が高い日の満潮時間前後の2~3時間で水中に産卵します。満潮の時間帯につがいで砂浜に来て、水中に15センチから20センチの穴を掘りその中に200~500粒の卵を産み付けます。この産卵を場所を移動しながら1回で1~10回産卵行動が確認されています。

卵は天候にもよりますが、約50日間で砂中で孵化します。
10月以降は海水温が低下するので沖合いの少し深いところに潜り冬眠しているそうです。

 

カブトガニは大きく分けると瀬戸内海一帯と北九州の一部に住んでいますが、環境悪化やカブトガニ生息地の埋め立てが進み、その数は年々減少しています。

カブトガニ関係、こんなものが!!】

なんとなんとカブトガニが自宅で飼育できるんです。
関心を持たれたらまずは下をクリックして詳細を見て下さい。

 

 

北九州市観光情報サイト カブトガニ自慢館】

 

<<曽根干潟カブトガニ自慢館への行き方>>
・車で行くことをおすすめします。駐車場は、隣にあります。
カブトガニ自慢館の隣に牡蠣小屋「はちがめ」、その隣に蛭子神社があるので、
それを目印にして下さい。

・バスの場合  西鉄バス 曽根新田バス停下車 徒歩15分 

住所:北九州市小倉南区曽根新田南4丁目1

※このカブトガニ自慢館は常時開館しているわけではありません。
見学希望者は曽根東市民センター(TEL 093-471-7710 )へお問い合わせ下さい。

生きた化石カブトガニとのファーストコンタクト
色々な発見がありました!!