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大河ドラマ「どうする家康」ネタバレあらすじ第16話「信玄を怒らせるな」

 

大河ドラマ「どうする家康」、第16話「信玄を怒らせるな」の視聴率は10・7%、で前回から0・4ポイント微減。

では、ストーリーを見て行きます。

 

(浜松に来てみたけれど・・)

徳川家康は引間改め浜松に居城を移しましたが、「家康は今川を裏切った家臣だ」という悪感情をいだく民衆が多く各地で冷たい視線や反発を食らいます。
石が入った団子を出されるし、歓迎の舞と思ったら舞っていた美少女に襲撃され命を落とす寸前になりました。
美少女になりすまし、家康を襲った少年・井伊虎松は、生け捕りにされました。
彼は家康の前で「徳川家康は疫病神の裏切り者。遠江を出て行け!」とののしり、「武田信玄のほうが国主にふさわしい。遠江の民は皆、徳川を恨んでいる」と言います。
これを聞いた家康は、当惑し落ち込みますが、「頼れる領主になってみせる」と言い、少年を解放します。

 

(信玄の裏工作)

今回の遠江での民衆の大反発は、武田信玄の裏工作が起こしたものでした。信玄は、千代を使って遠江地侍や民衆たちに金をばら撒き、反家康作戦を仕掛けていたのです。
なんとかこの状況を打開しようと、家康は、岡崎から左衛門尉や数正を呼び寄せ、夏目広次、大久保忠世などの家臣団を集めて対策を考えます。
しかし、家臣たちにも信玄に全てが及ばないと言われてしまい、結局は信頼を積み上げていくしかないということになります。

 

(異父弟・源三郎)
家康には、異父弟の松平源三郎がいます。彼は、家康の実母・於大と久松長家の次男ですが、家康は武田と盟約を結ぶときに、武田の人質になっていました。
その源三郎から於大と長家の元に手紙が届きます。しかし、この手紙が於大は源三郎の字ではないと言い、源三郎の身に何かあったのではないかと思い、半蔵に状況を探らせます。
そして現地に偵察に行った半蔵は、劣悪な環境で、弱っている源三郎を見つけます。
そして、この様子を、まず最初に家康に報告します。
それを聞いた家康は「源三郎は息災だ」と於大に伝えるように指示します。

 

(謙信と手を組むはずが・・)

信玄に押されっぱなしの家康陣営で、ここは信玄の宿敵である越後の上杉謙信と手を組んではどうか?という案が出ます。この案を聞いた夏目広次は、そんなことをすれば間違いなく信玄を怒らせることになるのでやめるべきだと忠言します。
しかし、家康は、信玄の宿敵・上杉謙信に内密に書状を送ります。
ところが、家康がこっそり送った謙信への書状は途中で信玄の手下に奪われてしまい、情報が洩れ、信玄を怒らせます。

 

(源三郎救出も・・)

家康は、源三郎奪還を半蔵に命じます。
しかし半蔵たちが救出に来るという情報は、信玄に届いていたのでした。
大鼠と二人、武田陣内に忍び込んだ半蔵は、源三郎を救出します。
二日後、家康のもとに姿を現した源三郎は、痩せこけて、雪山を素足で逃げてきたため、指の一部を凍傷で失っていました。
その姿を見た家康は「人質にこんなひどい仕打ちをするとは!」と怒りますが、源三郎は、そんな家康に静かにこう言います。

「信玄はほかの武田の侍と同様に扱っただけであり、さらに言うと1番優しく扱われた部類であり、他の者たちはもっと厳しく扱われている。中でも信玄の息子・武田勝頼は最も厳しい状況です。」
これは劣悪な環境で心身を鍛えているということです。

さらに源三郎はこう付け加えます。「彼らは化け物です。甲斐の侍と戦って勝てる者などおりませぬ!と。

戦国最強を謳われる武田武士はこのような厳しい環境で鍛えられているのです。

さらに今回の源三郎救出劇は信玄にとって予定通りで、信玄はわざと見逃したのでした。
そして信玄は源三郎に家康へのことづてを命じていました。

「弱い主君は害悪なり、滅ぶが民のため。生き延びたければわが家臣となれ。ただし手を差し伸べるのは一度切り。」

 

(決断)

信玄からの申し出、すなわち家康が武田の家臣になるか否か・・・家康は家臣団の各々に判断を委ねます。
ところが家臣たちは、「我が殿は頼りない」、「信玄の方がマシ」、「岡崎も三河も、浜松も遠江も武田にくれてやろう。」「武田に媚びへつらって生きていけばいい」、など散々な事を口々に言い出す始末。

家康は「信玄と戦えば十に九つは負ける」と言いますが、忠勝は「十にひとつは勝てる」と言います。夏目広次は、「家康にはよい家臣たちがいる、みんなで知恵を出し合えばきっと勝てる。」とも。


1572年秋、信玄がいよいよ立ち上がりました。都に向かうのです。信玄の敵は、織田信長。しかし、その前に転がっている石ころ・徳川家康を討つので、浜松に立ち寄ると言うのです。
一方、家康は、この地を守り抜き、武田信玄に勝つ!と決意を固めます。
次回は、いよいよ家康が大惨敗となる「三方ヶ原の戦い」です。