明治維新から半世紀以上が経過し、近代化を歩み、
日清・日露、
さらに第一次大戦(当時は日独戦争)でも勝利し、
世界の一等国の仲間入りを果たした日本。
その日本の首都・東京を突如大地震が襲い壊滅させます。
1923年(大正12年)9月1日(土)に起きた
関東大震災です。
(9月1日11時58分発生)
関東大震災は1923年(大正12年)9月1日(土)11時58分32秒に南関東で発生しました。この地震は首都・東京を直撃し、東京は壊滅的打撃を受けました。
地震発生時刻が正午直前で、お昼ご飯を作ろうと火を使っていた家庭が多く、火災が
各地で発生しました。
死者・行方不明者は推定10万5,000人で、明治以降の日本の地震被害としては最大規模の被害です。
この震災で、日本の政治・経済・文化の中心だった首都・東京付近は壊滅的打撃を受けました。
【炎上する東京電燈会社(今の東京電力):有楽町】
【地震発生直後の日比谷交差点:左の建物は大正生命で4階建てでしたがつぶれで2階までしかありません。】
【日比谷交差点で路面電車が立ち往生しています】
【地震直後、家財道具を持って避難しようと上野駅に集まった市民です。上野公園には周辺地域から50万人の避難民が集まったそうです】
【こちらは震災で焼け落ちた両国国技館です】
【日本橋にあった丸善ビルの鉄柱です。猛烈な火災と熱風でこのような姿に‥】
【丸の内にあった内外ビルの玄関脇の柱。熱風と火災でこのような姿に‥】
【これは現在の江東区に保管されていた鉄釘が火災で溶けて固まったものです】
今回ブログ内で紹介した写真は、JR両国駅から歩いて10分の距離にある横網町公園に
建つ東京都復興記念館で撮影したものです。
(東京都復興記念館)
東京都復興記念館は、関東大震災の惨状を後世に伝え、また東京を復興させた、当時の大事業を永久に記念するため、震災記念堂(現東京都慰霊堂)の施設として1931年(昭和6年)に建てられました。ここは入場料は無料、写真撮影もOKでした。
復興資料館の1階は、1923年(大正11年)9月1日に起きた関東大震災の被害の写真や被災した現物が展示されていました。
関東大震災の写真や遺物を見ることができる東京都復興記念館は、両国駅から近いし、無料なので、是非足を運んで下さい!👇
【東京都復興記念館HP】
https://www.tokyoireikyoukai.or.jp/museum/history.html
<<関東大震災の写真や遺物を見ることができる東京都復興記念館への行き方>>
JR両国駅から徒歩10分以内、横網公園内
住所:東京都墨田区横網2-3-25
そして
関東大震災から7年たった1930年3月24日
震災で壊滅的打撃を受けた東京の復興を祝う
「帝都復興祭」が開催されました。
この関東大震災のおよそ20年後の1945年(昭和20年)3月10日、首都・東京は東京大空襲で2度目の壊滅的打撃を受けます。
・・・とうことで
9月1日は関東大震災が起きた日です。