日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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【ニュースの現場】1891年(明治24年)に建てられた旧門司駅の歴史的な鉄道遺跡が発見されたので報道の翌日に見てきました(2003年:令和5年10月14日)

2023年(令和5年)10月13日(金)、
鹿児島本線の起点・JR門司港駅で、歴史的な鉄道遺跡が発見された!」というニュースがありました。
1891年(明治24年)に建てられた旧門司
(現在の門司港駅)の機関車庫跡の一部とみられる
赤レンガの外壁が出土したというのです。
そこで、報道の翌日に現地に行きました!

門司港駅
JR門司港駅は、その立派な駅舎が、東京駅と並び 現役の駅舎では、日本でたった2つだけある重要文化財指定を受けています。

門司港の構内には、この駅が、鹿児島本線の起点駅であることを示す「0マイル」の碑があります。

門司港駅は、開業当初は門司駅と言っていました。
1891年(明治24年)4月1日に初代門司駅開が開業しました。下の写真は開業当時の門司駅の駅舎です。

そして1914年(大正3年)に現在の駅舎に移りました。

(歴史的な鉄道遺産が発見!)
2023年(令和5年)10月13日(金)に新聞を見ていたら、その門司港駅周辺にある公共施設の建設予定地(市有地)で、9月から調査を行っていたところ、1891年(明治24年)4月1日に建てられた初代門司駅(現在の門司港駅は、当時は、門司駅でした)の機関車庫跡の一部とみられる赤レンガの外壁が出土したというニュースを見ました。
明治期の貴重なものだという事で一般公開前に見に行こうと、報道された翌日が土曜日だったので電車を乗り継いで見に行きました。

(鉄道記念館と門司港駅の間)
その場所は、門司港駅から鉄道記念館に行く途中、門司港レトロ観光列車「潮風号」のホームの裏で約900平方メートルある北九州市の所有地です。

(明治期に建てられた機関車庫の可能性)
北九州市役所によると今回調査した場所の過半数を占める長方形の煉瓦の構造物は、1897年(明治30年)に門司駅構内図で見たところ、機関車庫であると考えられています。
下の赤で囲んだ部分が今回の調査区です。

現地を訪れた日が土曜と言う事で、発掘作業はお休みでした。


出土した赤レンガは、初代門司駅の機関車庫の外壁とみられています。

 

この赤レンガの手前に1891年(明治24年)4月1日に開業した初代の門司駅があったそうです。

 
現場は立ち入り禁止だったので、写真を撮影できる場所が限られていたため、わかりにくいのですが、出土した外壁は「コ」の字形で、南北に約25メートル、東西に約10メートルの長さがあるそうです。
また、レンガの一部にすすが染みつき、外壁北側に石炭殻を捨てたらしい跡もあったそうです。


また、外壁の基礎部分では、板などによる型枠工事を施さず、地盤に人力で穴を掘ってコンクリートを直接流し込んだ跡などが見られ、当時の建築工法がうかがえます。

 

報道によると、初代門司港駅の遺構が見つかったのは、今回が初めてで、専門家は「明治期のこうした発掘事例は少なく、交通の近代化と建築技術の歴史を知るうえで貴重な鉄道遺構だ」と指摘しているそうです。

 

ただ、説明が何もなくただ遺跡があるだけでは、
何が何なのかよくわかりません。

11月下旬に一般向けの現地説明会を
予定しているそうなので、また行きます!!