日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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平成中村座小倉城公演:人生初の歌舞伎を見てきました~平成中村座小倉城公演「小笠原騒動」~

歌舞伎・・・名前は知っているものの、
ちゃんと見たことがありませんでした。
今回、その歌舞伎をじっくりと見る機会がありました。
平成中村座の「小笠原騒動」を鑑賞しました。
いやあ~素晴らしい!!

(小倉の勝山公園特設小屋で歌舞伎鑑賞)
今回、歌舞伎を鑑賞したのは、2023年(令和5年)11月3日(祝:金)、福岡県北九州市小倉北区ある勝山公園に造られた特設の小屋です。

ここで、2023年(令和5年)11月1日から26日まで、歌舞伎の「平成中村座小倉城公演」が始まりました。

(平成中村座とは・・)
今回、歌舞伎を鑑賞した平成中村座は、十八世中村勘三郎の「古き良き芝居小屋の雰囲気をよみがえらせ多くの方々に歌舞伎を楽しんでもらいたい」という思いで、2000年(平成12年)に誕生した歌舞伎公演です。

(料金は1.6万円)
歌舞伎の料金、1・6万円でした。正直言うと最初は高いと思いました。でも、公演を終えた時、この金額で納得しました。

(会場)
歌舞伎会場となった勝山公園には、特設の歌舞伎小屋のほか、中村座にちなんだラーメンやお菓子、開催地の特産・小倉織などを扱うおよそ30店舗からなる長屋も登場し、雰囲気を盛り上げます。

長屋の先には、会場の入り口が。

いい雰囲気を出しています。

場内はこんな様子です。

(音声ガイドがお勧め・歌舞伎鑑賞を楽しむポイント!!)

歌舞伎は昔の言葉や表現、風習があるので、いまいちピンとこない人もいると思います。そんな方のために会場では音声ガイドを貸し出しています。
歌舞伎の登場人物紹介、内容の解説や説明があるので凄く便利です。レンタル料は800円でした。

(小笠原騒動)
今回見たのは夜の部で、小倉藩で起こったお家騒動を題材にした作品「小笠原騒動」。

歌舞伎開催地の豊前小倉藩北九州市小倉)で実際に起きた小笠原藩のお家騒動に、小倉に伝わる白狐の話を基にした芝居です。3回に分けての公演でした。
★ご存じのように開場中は撮影禁止なので、歌舞伎の様子の写真は一切ありません

「小笠原騒動」のストーリーを簡単に言うと・・。
小倉藩主の小笠原豊前守の狐狩りのとき、殺されそうになった狐を生かします。狐はその恩を忘れません。
また小倉藩では、小笠原豊前守の側室お大の方と執権・犬神兵部がお家乗っ取りを企みます。それを阻止しようと家臣の小笠原隼人、重臣月本主膳、旧臣の飛脚小平次と女房お早が動きます。
お早に、兵部の陰謀を記した密書を届けるように託しますが、途中で兵部側の岡田良助に密書を奪われ、お早は殺されます。
しかし岡田良助は、家族の死で兵部に利用されていたことに気がつき、目が覚め、不正を公にしようとします。そうして改心した岡田ですが、お早の旦那・飛脚小平次に見つかり殺されます。
岡田の死の直前に、改心した岡田の心を知った飛脚小平次は、岡田の遺志を引き継ぎ、小笠原の殿様に直訴して真実を伝えます。そして、悪事がバレ平和が戻ります。

劇中では、水車小屋での大立廻り、客席のなかに入り行っの演技、梯子を使い客席を舞台に動き回る活劇、といったダイナミックな演出などが繰り広げられ、ライブ感満載!途中、地元の小倉太鼓の生演奏も登場します。
そしてラストでは、舞台の背面が開き、ライトアップされた小倉城を借景に、小倉祇園太鼓の生演奏とともに、犬神兵部役の勘九郎とお大の方役の七之助が見得を切ります。

このように歌舞伎小屋が一体化した大興奮の素晴らしいものでした!

人生初の歌舞伎、料金が高いかなあと思いましたが、
非常に満足でした。