かつて日本一の銅の産出量を誇った足尾銅山は、
閉山した今は観光施設の足尾銅山観光になっていて、
トロッコで坑道に入って、見学ができます
その出口付近には、小さな神社が鎮座しています。
通洞鉱山神社です。
(1920年:大正9年建立)
通洞鉱山神社は、足尾鉱山にある神社の1つです。
閉山前は、坑内に入る方々の無事と安全を祈る光景が繰り広げられました。
かつて、足尾銅山には本山坑・小滝坑・通洞坑の三山があり、山神社が建てられていました。
1920年(大正9年)に鉱業所を移設した時に、この通洞鉱山神社を造営しています。
ちなみに足尾鉱山で有名な田中正造は、この神社ができる7年前の1913年(大正2年)の9月に亡くなっています。
(狛犬)
境内にある狛犬は、江戸時代の寛保3年(=1743年)に彫られたものです。 以前は簀の子橋山神社にありましたが通洞鉱山神社が造営された時に移したそうです。
<<通洞鉱山神社への行き方>>
通洞鉱山神社は、足尾鉱山の最盛期に完成しました。
そして、この神社は、
1973年(昭和48年)2月27日の閉山まで、
静かに足尾銅山を見守ってきました。