日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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大河ドラマ 光る君へ 第10話「月夜の陰謀」ネタバレあらすじ 

おっさんは「光る君へ」を
平安時代の宮中を舞台にしたドラマと考えて見ています。
今回は第10話「月夜の陰謀」、
まひろと道長の逢瀬、そして寛和の変の2本立て!
それでは、あらすじを見て行きましょう。

(陰謀)
寛和2年6月、藤原兼家は、息子たちを東三条殿に呼び出します。そして、6月23日に花山天皇を連れ出し、退位させ、出家させる計画を伝えます。この計画では、帝を寺まで誘導する係に道兼剣爾を持ち出す係に道隆と通綱、帝の出家を関白に知らせる係を道長・・と役割が決まります。

兼家は、安倍晴明から6月23日を逃せば、運気が悪くなり災いがもたらされると言われていました。

色々な策略に巻き込まれ、花山天皇は、藤原よしこの除霊のために、出家しようと決意します。

藤原道兼は、「私も出家にお供します。暦で6月23日だけが藤原よしこの除霊に良い日なので、その日に出家しましょう。」と伝え、花山天皇も乗り気です。こうして着々と進んでいきます・・・

(父の妾)
まひろの父・為時が妾の家から戻りません。そこで、まひろは妾がどんな人物なのかを見に行きます。そこには病で倒れ時分で食事を取ることもできない妾を介抱する為時の姿がありました。まひろは、手伝うと言ったまひろでしたが、為時は気を使うだろうからと断りますそこで、まひろは乙丸に着替えを持たせて時折訪ねると告げます。

(逢瀬)
道長とまひろの恋は、次第に頂点へと向かいます。道長は恋文を出し、まひろは漢詩を送りこれに答えます。まあ、なんとアカデミックな恋・・・。
道長は、まひろの気持ちがわからず、藤原行成に相談しました。
行成は、「和歌は人の心を言葉で現しています。漢詩は、志を言葉にしております。送り主は、なんらかの志を託してるのではないでしょうか。的外れなことを申しましたでしょうか。」と言い、道長はその言葉にうなずきます。
そして道長は今度は「会いたい」とだけ記して、まひろに送りました。その文に、まひろの心が動きました。
満月の夜、二人は、廃墟で会いました。ここからは月夜のラブストーリー・・
道長は「一緒に都を出よう、海の見える遠くの国に行こう」とまひろに言います。さらに、自らも藤原の家を捨てるから、まひろも父と弟を捨て心を決めてくれと決断を迫ります。

強烈アピールの道長に対し、まひろは「あなたが偉くならなければ、無残な死に方をした直秀のようなものが後をたたないわ。私も、直秀を埋葬した後に遠くに行きたいと思った。けど、そうしなかったのは2人で都を出ても世の中変わらないから。私は、道長様がとても好きです。でも、あなた様の使命は違うところにあると思います。一緒に遠くの国へは行かない。私は、政を道長様が変えていくのをずっと見ておきます。」と言います。

月明かりに照らされた長時間のラブシーン。これまでの大河ドラマでは、めづらしいです。この時の二人の年齢は、道長は19歳、紫式部は15歳です、おいおい!
(寛和の変)
そして、いよいよ「寛和の変」。6月23日になります。
道兼は女性用の羽織りを着せて、花山天皇を内裏から連れ出します。花山天皇と道兼は元慶寺に向かいます。
そして道兼の手引きで花山天皇は出家させられます。
剃髪が終わった花山天皇から「次はお前の番だ」と言われた道兼は、「私はこれにて失礼いたします」と出家を拒否します。まさかの展開に驚く花山天皇、さらに道兼は「おそばにお仕えできてたのしゅうございました」と言葉を残し、その場を立ち去ります。花山天皇はまんまとだまされたのです!信じていた道兼に裏切られたのです。
花山天皇は花山法皇、院となりましたが、まだ18歳です。

その頃、藤原道隆藤原道綱が帝の象徴である「けんじ」を受け取り懐仁がいる梅壺に運びこみました。
道長は関白・藤原頼忠のところに行き、花山天皇が退位して東宮が即位したことを伝えます。

翌朝、兼家が内裏に行きみなの前で、

「昨夜、帝は退位し東宮天皇の位を継ぎあそばれた。新しい帝の摂政はこの兼家である。ここにいる蔵人は、みな任を解く。新しい蔵頭は藤原道兼だ。よしなに頼むぞ。」と宣言します。

・・・と同時に、まひろの父・為時は官職を解かれ、無職に戻りました。

今回はここでおしまい。

(つづく)