2月12日は、歴史作家の司馬遼太郎の命日です。
司馬遼太郎が菜の花を愛したこと、また、江戸時代の廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした「菜の花の沖」という長編小説があることなどから、
司馬遼太郎の命日を「菜の花忌」といいます。
(記念館までは菜の花ロード)
最寄りの駅は近鉄の八戸里駅ですが、記念館はここから徒歩10分程度。
駅から記念館までの道路の両側には菜の花が飾られていて綺麗です。
だから、菜の花をたどっていけば道に迷うことなく記念館に着きます。
(司馬遼太郎命日に記念館を訪問)
司馬遼太郎の命日の2月12日、しかも没25周年にあたる2021年(令和3年)の2月12日金曜日に、東大阪市にある司馬遼太郎記念館に行ってきました。
記念館は、菜の花で飾られていて綺麗でした。
記念館は、月曜が休館日。
入場料金は、大人500円、高校生・中学生は300円、小学生は200円。
入場料は入り口にある自動販売機で購入します。
(司馬遼太郎の作品)
「国盗り物語」「燃えよ剣」「龍馬がゆく」「花神」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「播磨灘物語」「項羽と劉邦」・・司馬遼太郎と言えば、その歴史小説には本当に
お世話になりました。
そして、おっさんの物の見方に影響を与えた1つです。
司馬遼太郎がその歴史小説を大阪府東大阪市にあった自宅で執筆していましたが、亡くなって以降、現在は、その敷地内には、公益財団法人・司馬遼太郎記念財団が運営する司馬遼太郎記念館があります。
(司馬遼太郎の書斎)
司馬遼太郎が、執筆に使用した書斎が、そののまま残されていて庭から見学することができます。その庭にも綺麗な菜の花が咲き乱れています。
庭には、司馬遼太郎の碑がありました。いいうたです。
(記念館)
この記念館は司馬遼太郎さんの家の敷地に建築家の安藤忠雄作が建てたもので、 近代的なコンクリート打ちっ放しの壁の建物です。
入り口までの廊下にも鮮やかな菜の花が飾られています。
残念ながら、館内は撮影禁止です。
記念館の中に入ると地下一階から二階まで高さ11mの吹き抜けの壁面に2万冊の書籍が収納されています。
館内は写真撮影禁止なので、記念館のパンフをご覧下さい。
パンフの右、これ全部司馬遼太郎の資料です。資料が山積みです。
この膨大な資料を読み込んで作品が生み出されました。
写真撮影ができなかったのでここで紹介できないのが残念ですが、蔵書の天井のシミは、偶然にも、龍馬の顔に似ています。お見逃しなく。
そのほか、直筆原稿、自筆の絵なども展示されていました。
(菜の花忌なので 菜の花をいただく)
(来訪者には菜の花をプレゼント)
2月12日、司馬遼太郎の命日と言うことで、来訪者には菜の花忌にあわせて菜の花を
いただきました。
歴史好き、司馬遼太郎が好きな方にはとてもいい場所です。
是非、足を運んで下さい。
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