作家・柏原兵三が書いた小説「長い道」をもとに、藤子不二雄が実際に戦争中に疎開した富山県朝日町山崎を舞台に漫画化した作品です。
(戻ってきたこの長い道に・・)
物語は、1978年(昭和53年)夏に上野から電車、タクシーを乗り継ぎ富山に着き、「ぼくはとうとうもどってきたのだ。この長い道に!!」と言うシーンからはじまります。
1944年(昭和19年)夏、東京で副級長をしていた中学生のシンイチが、太平洋戦争が激化し空襲も激しくなることから富山の田舎に疎開します。
そして田舎を支配している級長でガキ大将で成績も優秀なタケシと出会います。そのほか閉鎖的な田舎の社会に戸惑いながら疎開生活を続けていきます。
この物語には、素直に自分を表現できず、また暴力をふるい力で支配するタケシ、タケシのグループにいる陰湿なノボル、タケシに対し徐々に力をつけ、クーデターを起こすケンスケ、などが登場しています。
やがてタケシと級友達との権力争いが始まり、暴力で支配していたタケシに対する反発が起きてタケシは失脚し、シンイチとは疎遠のまま、終戦を迎えたシンイチは東京に戻ります。
(中学生のおっさんが毎週夢中に読んだ本)
少年時代は、1978年(昭和53年)から1979年(昭和54年)まで、週刊少年マガジンに連載されていました。
当時、中学生だったおっさんは、「1.2の三四郎」同様に毎週楽しみにしていました。
また、1990年(平成2年)には映画化され、井上陽水が歌う「少年時代」はヒットしました。
(お勧めの漫画です)
で、今は、電子書籍と言う便利なものがあります。
おっさんも電子書籍で少年時代の全巻を揃えました。
もし、何か読みたいなあ と言う方がいましたら この少年時代をお勧めします。
おっさんは史跡巡りなどで新幹線に長時間乗る時に一気に読んでいました。
少年時代デジタル版で購入しましょう
少年時代の映画もDVD化されています。
・・・というわけで、
藤子不二雄の漫画・少年時代、お勧めです!!