上の写真、農家や民家ではありません。
安土城の近くにある新宮大社の拝殿です。
(安土城に行く途中の神社)
JR安土駅から信長の居城だった安土城に行く途中に大きな森のようなところがあり、
気になったので立ち寄りました。
ご存じのように神社は鎮守の森なのでそこに生えている木を伐採するのはタブーです。
ですから、木はそのまま成長し神社を覆いつくすまでになっています。
(新宮大社)
鳥居をくぐりぬけると、参道の両脇に城の石垣のような石塁があります。
本当に石垣のようです。
そして見えたのが拝殿。民家ではありませんよ。
(珍しいかやぶき屋根で土間がある拝殿)
こちらが新宮大社の拝殿です。
萱吹き屋根で、しかも土間があります。珍しい拝殿です。
この独特な拝殿に関して神社の説明がありました。
土間形式の拝殿は珍しいようです。
拝殿の中に入ると。。
竹を縦横に組んでその上に萱をかぶせているのがわかります。
新宮大社社歴略記が掲げられていました。
社歴を要約すると・・・
古来より早玉神社として、
速玉男神(はやたまおのみこと)と
また同年、白川法皇の皇女仁子女王外宮が豊受大神に水田二十町三反を寄進。
伊勢より天照皇大神を勧請併祀し、社名を新宮大社と改めます。
こちらは本宮。見るからに歴史を感じます。
(信長が好んだ竹相撲発祥の地)
この新宮大社の境内には竹相撲奉納記念碑というのがありました。
これ気になりますね。で、調べました。
竹相撲は太い竹を用いた力比べで、力士が大竹の両端をつかみ、引き合うなどして腕力を競ったとされます。この竹相撲は、織田信長が好んで行わせたそうです。
そして、ここ新宮大社は、その「竹相撲」発祥の地だそうです。
この地では毎年、信長まつりが開かれていますが、2015年(平成27年)の信長祭りでは、この神社の境内で地元有志が竹相撲を再現しました。
そして11月2日には、信長と竹相撲の歴史を伝える記念碑が境内に建立されました。
また、かやぶき屋根で土間の拝殿の中には、竹相撲を再現した絵馬が奉納されています。下の写真の赤で囲んだ部分です。
絵馬は縦1・2メートル、横2・1メートル。織田家の家紋を背景に、力士が大竹を
引き合う様子を描いています。
<<新宮大社への行き方>>
この新宮大社、安土城にいったら是非足を運んで下さい。