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大河ドラマ「どうする家康」 ネタバレあらすじ 25話「はるかに遠い夢」

大河ドラマ「どうする家康」25話「はるかに遠い夢」は、1579年に起きた築山殿(瀬名)が処刑され、
松平信康が自害した「築山殿事件」「信康事件」を
描いています。

 

よく言われている「築山殿事件」はこうです。
信長の長女の五徳は家康の嫡男・信康に嫁ぎ娘を2人を産んでいましたが、築山殿は男子が欲しいために複数の側室を用意します。
このことが原因で両者の関係が悪化し、五徳は、不満を書状に書きしるし父・信長に送ります。
その1つに、武田と通じているという話もあり、これを知った信長の怒りに触れ、2人は自害になった・・というものでした。
しかし、今回の大河ドラマでは違う流れで書かれていました。ではストーリーを見ていきます。

(バレちゃった!)

「戦をなくして話し合いで解決し仲良く過ごす世の中にする」という瀬名構想でしたが、仲間になったと思っていた武田勝頼が裏切って流布します。そして1番バレてはいけない織田信長の耳に入ります。

 

(どうするかは自分で判断しろ!)

信長は家康を呼びつけ「家康の家でおきたことだから自分でどうするか判断しなさい」と告げます。自分でどう処分するかを考え、それを自分で実行しなさいというのです。。
これは「家康の判断にまかせるが、その処分内容によっては家康、お前にも何らかの対処もするぜ」という信長のずるい作戦であり、考え方によっては1番残酷な処分だと言えるかもしれません。

 

(2人を逃がす!)
 瀬名と信康をどうするべきかを考える家康は、「信長と手を切る、信康を殺させるぐらいなら自分が腹を切る」と言いますが、信康は「それでは徳川が滅んでしまう」と答えます。

そこで、瀬名は、信康の妻で信長の娘の五徳に、瀬名や信康の悪行を書き連ねた手紙を書いて信長に送るように指示します。こうすることで五徳を巻き込むことを防ごうというのです。

 

結局家康は、「瀬名と信康は自害させる」というウソの報告をしつつも、実は身代わりを用意し、どこか別のところへ瀬名と信康を逃がすという作戦を考えます。

 

(自害を望む2人)

しかし、そんな家康の気持ちとは裏腹に・・・。

瀬名は、自分が悪役となって、今回の全責任を負う覚悟です。

 岡崎城を出た信康もまた、瀬名が無事に逃げたのを確かめてから自分も逃げると決めます。


(身代わりを逃がす)
瀬名は、最後と言うことで、於大、久松長家、今川氏真、糸に別れを告げます。瀬名の今後に不安を抱く於大は、家康がきっと裏で手を打っているに違いないと希望を持ちます。

瀬名を迎えに来た石川数正は、瀬名に身代わりと入れ替わることを念押しします。瀬名は佐鳴湖を船で渡り、富塚へ到着します。ここで待っていた女大鼠と鳥居元忠が、瀬名に藪の中にいる身代わりの女性と入れ替わるように伝えますが、瀬名は身代わりの女性を逃し、自害を希望します。そこに家康が船でやってきました。

 

(信康自害)
 一方、息子の信康は・・・。
堀江城では、半蔵、大久保忠世平岩親吉が姿を現し、信康に早く逃げることを勧めます。しかし信康は、瀬名の逃亡を確認してから逃げると言います。そこで半蔵が「瀬名は逃げた、殿が直々に説得して古寺に身を隠した」とウソをつきますが、瞬時に見破られます。

家臣たちは、信康に逃げてくれと頼み、信康もそれを受け入れ親吉に手を貸してもらって立ち上がります。しかし、信康は親吉から刀を抜き去って奪い、自らの腹を切ります。そして、苦しみから解放するため服部半蔵介錯をしました。

 

(瀬名、自害)

わざわざ船に乗り瀬名に会いにきた家康は、瀬名に逃げるように説得します。しかし瀬名は、私たちは死ななければならない。本当は信康だけでも生きて欲しいけれど、信康は納得しないだろう、と、自害を希望します。

家康は、なんとか瀬名に自害を思いとどまらせようとします。

瀬名は、家康に、両親が別れの時に「いつか大切なものを守るために命を懸けるときがくる」と言ったが、今がそのときであり、瀬名が自害することで両親も「よくやった」と褒めてくれるでしょう。すべてを背負わせてください。と言います。

家康は「世もそなたを悪辣な妻だと語り継ぐぞ。」と言いますが、瀬名は「平気です。本当の私は、あなたの心におります、」と家康の胸に手を当てます。

どうしても納得がいかない家康は、瀬名を抱きしめて泣きます。その姿に「殿は相変わらず弱虫、泣き虫、鼻水たれの殿じゃ。出会った頃、どこかに隠れて私たちだけでこっそり暮らそう、小さな畑をこさえて、世の騒がしさにも我関せず、ただ静かに暮らしたいと話したことがある。それが瀬名たった1つの小さな夢だ」と語ります。

やがて瀬名は、平八郎と小平太に、殿を城に連れ帰り、安寧の世を一緒に作れと命じます。

家康は泣きながら家臣たちと船でその場を後にしますが、途中で「やはりこんなのはイヤだ、間違っておる!」と叫び舟を降りて戻ろうとしますが家臣に止められます。

そして瀬名は首を切って自害します。介錯をした女大鼠も、瀬名にひれ伏しました。

 

(その後)

家康は、瀬名と信康の自害にショックを受け寝込んでしまいます。

於大と長家、氏真と糸も悲しみにくれます。

武田勝頼に報告した千代は、淋しい表情でどこかへ消えます。

信長の家臣・佐久間信盛は「これで徳川と織田の結びつきも強固になる、よかった」と言いますが信長は「何がよかった? 二度と顔を見せるな」と怒ります。

こうして大河ドラマどうする家康の主人公の1人ともいえる瀬名が舞台から姿を消しました。