下関駅から唐戸市場に向かい歩く途中で、
凄く気になる神社がありました。
御覧のように、階段が多いんです。
この階段、気になるでしょ??
気になったから参拝してみました。
(115段の階段)
まずは、この神社で、とても気になるのはこの階段。115段あります。
本来は123段だったのですが、戦時中に2度崩落して8段減ってしまし115段になったそうです。
階段を上りきると本殿があります。
(皇紀2600年にこの地に)
この神社は、もともとは下関駅西口付近の有明山にありました。しかし、1940年(昭和15年=皇紀2600年)、関門鉄道トンネル工事にともない、現在地にうつりました。
(源義経の戦勝祈願で)
下関では、1185年に源平合戦最終章の壇ノ浦の戦いがありました。
この時、源義経が勝利を祈願し平家が布陣を整える彦島を望む有明山から、平家軍に対して開戦の矢を放ったといいます。
壇ノ浦の合戦は御存知のように源氏が勝利しました。そこで、その翌年に四軒の漁民が義経の祈願の様子を畏敬して神祠を祀ったのが、この大歳神社だそうです。
(大鳥居)
また、江戸時代の幕末には、高杉晋作が奇兵隊を結成した際、奇兵隊旗揚げの軍旗を
奉納しています。
大鳥居は文久2年(1862)に、氏子であり、高杉晋作を支えた、下関の豪商・白石正一郎が、攘夷を祈念した寄贈したものです。
鳥居の裏には「文久二年歳次壬戌春正月吉日 白石正一郎越智資興建」と刻まれています。
この神社の近くには、白石正一郎邸=奇兵隊発祥の地があります、↘
(七卿落ちの画碑)
境内には七卿落ちの画碑があります。八月十八日の政変によって三条実美ら七卿が、
京都の妙法寺から長州へ下向する様子(七卿落ち)を写刻した画碑です。
七卿のうち、澤宣嘉以外の六卿が、下関の白石家に滞在した縁から、1915年(大正4年)に関門史談会により建立されました。
この神社のふもとには、竹崎神社がありここもお勧めです。
【大歳神社公式HP】
<<大歳神社への行き方>>
JR下関駅から徒歩10分程度
住所:山口県下関市竹崎1-13-10
★下関と言えば、高杉晋作関連の史跡がたくさんあります。しかも、JR下関駅周辺に固まっていて、歩いて行ける範囲にあるものが多いです。
下をクリックして御覧下さい↘
源義経が平家打倒と祈願したと伝わる大歳神社、
下関では唯一の源氏系の神社です。