日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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大河ドラマ 光る君へ 第7話「おかしきことこそ」ネタバレあらすじ 

おっさんは「光る君へ」を
平安時代の宮中を舞台にしたドラマと考えて見ています。
今回は第7話「おかしきことこそ」のあらすじです。

 

では、ストーリーを見ていきます。
(散楽一座の正体)
大内裏に入り盗みを働いた直秀たち散楽一座の面々は、盗んだ絹を河原に置きます。
リーダーが笛を吹くと、民たちが現れ、持ち去っていきました。
散楽一座は、こうして貧しい人たちに貴族から盗んだ豪華な品々を分け与えていたのです。
しかし、直秀は道長に左腕に撃たれた矢でかなり深手を負っていました。

(藤原忯子逝去)
盗賊が入ったその日、花山天皇が寵愛した藤原忯子が、身ごもっていた子供ともども死亡してしまい、花山天皇は悲しみに暮れます。この時代は人の死は穢れと考えられていましたので、貴族が遺体に近づくことは許されなかったため、花山天皇が忯子の最期を見届けることはできませんでした。

安倍晴明
藤原兼家は、忯子の件で安倍晴明東三条殿に呼びつけました。
兼家は、自分の孫である東宮・懐仁親王の即位を望むため、陰陽師の安倍清明に「忯子には花山天皇の子を産ませるな」と命じていました。
兼家は晴明に「腹の子を呪詛せよとは言ったが、母親の命まで奪えとは言うておらぬ、やりすぎだ。」と言います。
しかし、晴明は、お腹の子だけが死のうとも、忯子も一緒に死のうとも、この国にとっては吉兆だと言い放ちます。
さらに清明は「私を侮れば、右大臣様ご一族とて危うくなります。政をなすは人。安倍晴明の仕事は、政をなす人の命運をも操ります。」と兼家を脅します。

その場に道長がやってきます。兼家は、道長が盗賊を追い詰めたことを褒めますが、同時に「人の命を奪うな、人の命を 操り奪うのは卑しき者がすることだ」と言います。これは晴明に対するあてつけです。

そんな兼家ですが、その夜、妾・寧子と寝ている時、悪夢に襲われビビりながら目が覚めます。
兼家は、自分は円融天皇花山天皇、死んだ女御たちから呪われているのだと寧子に抱きついてしまいます。
寧子は兼家を励ましながらも、息子の道綱を厚遇するよう言い含めます。このへんが母親の素晴らしさ。この母が古文で有名な「蜻蛉日記」の作者・右大将道綱の母です。

(おかしきことこそめでたけれ)
ある日、まひろは直秀を訪ねます。貧困に苦しむ民たちは笑いを求めていると聞いていたため、笑える話を考え直秀に披露します。まひろは直秀が以前話していた「おかしきことこそ めでたけれ」を形にしたかったのです。

その話は、「右大臣家の面々を猿にみたて、その猿たちが神のふりをした狐にだまされる」という話です。
まひろが書いた劇が辻で披露されると観客に大ウケしました。
これは、のちに小説書きとして成功する前触れでしょうか・・。
(朝廷内のバランス)
忯子が亡くなって花山天皇は 政務に身が入りません。花山天皇は参議のメンバーに叔父の藤原義懐(よしちか)を異例の抜擢し重要な官職に取り立てます。道長の兄・藤原道隆、さらに蔵人頭を務めてきた藤原実資を追い抜く異例の大出世です。

また、「亡き忯子を皇后に」と言い出すなど、公御達を混乱させます。花山天皇は、藤原義懐とまひろの父親である藤原為時だけしか信頼できないと考えています。

天皇のバックアップで急に出世した藤原義懐は、傲慢なふるまいをし、他の公卿たちの反感を買っていました。藤原実資(さねすけ)は妻の桐子に、この状況に対する愚痴を続けるので「毎日毎日くどいわよ、くどい !聞き飽きたから日記に書きなさい」と言われちゃいまする。トホホ

道長の次兄・道兼は、兄・道隆を差し置いて義懐が参議になったことに腹を立て、自分を労ってくれる兄に感謝し涙を流します。

道長藤原斉信(ただのぶ)、藤原公任(きんとう)、藤原行成 (ゆきなり)らも義懐の専横に不満を募らせていました。
斉信は 妹・忯子を入内させたことを悔やみ、 道長は先帝に憎まれる姉・詮子を痛ましいと言います。道長は、「入内は女子を幸せしないと信じておる」と言いいます。
(乱闘)
ある日、散楽一座が右大臣一族を風刺していることを聞いた、右大臣家に仕える武者が、散楽一座が上演している最中に押しかけます。散楽一座、観衆、そして藤原の武者たちを巻き込んだ乱闘になります。

まひろも巻き込まれそうになったところを、 騒ぎを聞きつけ、かけつけた道長に助けられます。

「右大臣一家を笑いものにする出し物を書いたのは私。みんなに笑って欲しかっただけなのに」と言う まひろに、道長は「俺も見たかったな」と答えます。

道長は混乱の中からまひろを連れ出し、かつて密会した直秀らの隠れ家に避難しました。2人きりになり、何となくいい雰囲気になりましたが、そこへ直秀と乙丸が現れたため、まひろは屋敷に帰っていきました。

(間者の役目を降りる)
東三条殿では為時が兼家に逢い、帝の様子をお伝えするのが苦しくなってきましたので、その役目を外してほしいと訴え、認められます。
その話を聞いた藤原宣孝は、今後の生活を考え「右大臣様側にいないでどうするのか?!」といい、とまひろは「父上の判断は正しいとわたしは思います。」とそれぞれの反応をします。

(打毬)
あるとき、道長は、一緒に漢詩を学ぶ藤原斉信藤原公任藤原行成らと打毬(だきゅう)の試合に出ることになりました。
打毬とは、馬 にのった者たちが2組に分かれ、棒状の打毬杖(だきゅうづえ。 毬杖 )で球を打って自分の組の毬門に入れるスポーツで日本では奈良時代から行われています。

その見学の席に源倫子の仲間の姫たちが招かれます。倫子たちは見に行く気満々ですが、まひろは道長が試合に出ることを知り、行かないと言います。

しかし、試合当日になって、まひろは「道長を見ても自分の心が動かなければ良い。あえて彼がいる場に行って心を鍛えよう。」と決め打毬の会場に向かいました。

姫たちのために用意された見物用の小屋に入ると、源倫子たちと一緒に、ききょうが(のちの清少納言)がいました。

(直秀の姿が!)
試合前に両選手が入場します。すると驚くことに道長のチームに直秀の姿が!!
この日、藤原行成が急な腹痛で出場できなくなったため、道長が「自分の腹違いの弟」とウソをついて直秀を呼び、チームの一員にしたのでした。

試合が始まると、まひろは道長と目が合わないよう、倫子の飼い猫をあやし続けていました。
直秀も貴族ではないものの、打毬のさばきは、うまいものです。
試合は、道長たちのチームの勝利で試合が終わりました。そのとたん、雨が降り出しました。
(聞いちゃった)
突然の雨におどろいた倫子の猫が逃げ出してしました。
(雨が降って驚くネコとは何??!!)そこで、まひろはネコの後を追いました。

猫は建物のなかに入って行き、まひろもその建物の中に入っていきます。
その建物は、道長たちの控え所でした。
まひろは、そこで斉信と公任が、貴族の姫たちを値踏みする話を聞いてしまいます。

公任は、まひろのことを「あれは地味でつまらぬな」と言い、斉信は、「今日見たら土御門殿の姫はもったりしてて好みじゃない」「ききょうも遊び相手としか見てないけどな」と話します。

さらに「俺達にとって大事なのは恋とか愛とかじゃないんだ。良いところの姫の婿に入っておなご(娘)をつくり入内させて次の代へ繋ぐ。女こそ家柄が大事だ。家柄の良いおなごを嫡妻にして、好いたおなごのもとに通えばいい」と言い出す始末・・・

まひろはたまらず外に飛び出し、走り去って行きました。
その一部始終を格子の隙間から直秀が見つめていました。

道長は控室で直秀の左腕に傷があるのを見つけます。
道長は盗賊の左腕に矢が当たったシーンを思い出し、直秀の正体に気がつきます。

自宅に帰ると、まひろは、道長からのもらった

ちはやふる 神のいがきも越ゆるべし 恋しき人のみまく欲しさに”

「訳:越えてはいけない神社の垣根も越えてしまうほど恋しいおまえに会いたい」と
いう文を燃やします。
合戦や殺し合い、戦闘シーンが多いこれまでの大河ドラマとは違う平安宮中恋愛物語ですね。
(つづく)