日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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【前立腺生検体験記・1泊2日】「痛い」というのは本当なのか?:前立腺生検は何をどうするかをすべてを紹介 

PSA値が上昇したのでMRIを受けたところ、
前立腺に黒い影がハッキリと見え
医師の診断で
カテゴリー4点(ガンの可能性が高い)となりました。
そこで前立腺生検を受けました。
今回は、前立腺生検の体験談を紹介します。

★今回の体験が、PSA値が高い方、前立腺がんが心配な方、前立腺生検を受ける方の参考になればと思います。
(PSA値に一喜一憂)
PSA値・・前立腺がんの腫瘍マーカーですが、おっさんは2年前から、このPSAの値が
よろしくありません。
2021年(令和3年)11月にあった会社の診断で、正常範囲の(0~4)を越え、以降、近所の総合病院の泌尿器科に通院しています。
泌尿器科でエコーで診断してもらった結果、おっさんの前立腺の大きさは48CCでした。これは通常の2倍の大きさです。
そして3,4ヶ月に1回の割合で、血液検査をしてPSAの値を見ています。毎回の検査のたびに、数値が悪化していると「ガンかも知れない」と凄く落ち込み、数値が改善したら「やったー」と一喜一憂していました。

PSA数値は4~6の間を推移していましたが、2024年(令和6年)9月2日の検査では数値が6.2と6を突破しました。
この数値は、前年の12月から2回連続で上昇しています。
そのため、医師から前立腺がんの可能性も考えられると言われ、MRIを撮ることになりました。

なお、ネット上で「ガンに効果がある」と言われている
重曹クエン酸水を毎日半年飲んでみました。
しかし、上記グラフのように
PSA値はまったく改善されませんでした。

その記録は、検査の数値とともに
下記のブログにまとめています👇

前立腺MRIを体験)
2024年(令和6年)9月20日(金)
前立腺の状況を調べるためにMRI検査を行いました。

前立腺MRIの流れは、下をクリックして御覧下さい👇

 

前立腺MRI体験記の動画も作りました(2分)
下をクリックして御覧下さい👇

前立腺MRI検査結果をうけ針生検へ)
前立腺MRI検査の結果、前立腺の右側に黒い丸がありました。大きさは10ミリ=1センチです。ハッキリと見えました。医師は、この黒い丸は、ガンの可能性が考えられ、MRIのカテゴリーは4点だと言います。
そこで、早くこの黒い影の状況を把握し、治療に進もうと針生検を希望しました。

前立腺生検とは)
前立腺生検とは、前立腺の組織の一部に針を刺して組織を切り取って、その状態を調べる検査です。自分がどのタイプのがんなのか、すなわち、おとなしいがんなのか、それとも凶暴ながんなのかは、生検をしてみないとわからない。
針を刺す方法には直腸から針を刺す方法(経直腸式前立腺生検)と肛門の近くの皮膚から針を刺す方法(経会陰式前立腺生検)の2つがあり、生検の精度は同等といわれています。

ただ、前立腺の生検は、病院によってやり方に違いがあるので、今回、おっさんが体験した前立腺生検は1つの方法だと思ってください。
おっさんの前立腺生検は、検査後1泊の1泊2日で行いました。

なお,前立腺の針生検を決意した日に、血液の状態を調べるための採血、および耳たぶを切り血が止まりやすいかどうかの検査をしました。

前立腺生検当日の動き)
では、前立腺生検当日の動きです。

手術当日10時に受付をすませ、検温、血圧測定、そして医師が生検及びその後の過ごし方の説明をします。

その後、入院する病室に行きました。8人の相部屋です。
ここで看護師から入院の話、今後の流れの説明、身長体重、ふくらはぎの測定がありました。

その後、病院棟の大浴場で入浴。

12時半に、肛門に機材を入れるので、その肛門をきれいにするために浣腸をしました。これは、注射で浣腸するのかとおもっていましたが、薬局で売ってるイチジク浣腸を,
大きくしたようなものを使いました。
ベッドの上で右を向いて寝た形になり、肛門に浣腸をします。これが、すぐに効いて,
1分もたたないうちにトイレに駆け込みました。

無事排便を済ませると、紙おむつに着替えます。
これは、生検後に下血などが起きるときの予防です。

浣腸を済ませ、寝間着に着替え左腕に点滴を入れます。
担当した看護師によると。今回ソルデム1と構成物質の2種類を同時に点滴で体内に注入するため、1番太い注射針を使用したとの事で、針を刺す時は正直、チクリとしました。

(前立腺生検)

13時、診察室に向かいます。いよいいよ、前立腺の針生検です。

13時半、ベッドに腹ばいになり、局部に枕を置いた状態で尻を浮かせ、尾てい骨に麻酔を注射しました。この注射がブスリとして、正直痛かったし、麻酔液が体内に入るのを感じました。
なお、おっさんの病院では尿道カテーテルは入れませんでした。

そして、歩いて分娩台に乗ります。紙パンツを下ろし、下半身はスッポンポンの状態で妊婦さんが出産するように股を大きく広げます。

麻酔が効いたのを確認し、肛門に直径2cmのエコープローブを挿入します。
この超音波プローブを挿入し、前立腺を近接でエコーで観察します。
器具が、お尻の穴に挿入される瞬間、「ああ入ってくる~」という何とも言えない感触が襲いました。

医師は、肛門に入れた状態で、グリグリと動かして、針を刺す方向を定めていきます。これが違和感で、私は快感を感じる事はありませんでした。
そして、医師がエコーを見ながらエコープロープから、水中銃のように針を10本ほど刺し、前立腺の組織を採取していきます。
針を刺す時にパキンという音がしますが痛みは感じませんでした。
こうして、人生初の前立腺生検は15分程度で終了しました(所有時間は状況によって違います)
前立腺生検後、肛門部分に針を複数刺したので医師が止血します。これが少々時間がかかりました。
14時半に全過程が終了し、麻酔が効いているので車いすで病室に行き、安静となります。

(検査後)
前立腺生検を終え、1泊入院します。これは麻酔の副作用や身体に針を10カ所刺したので、感染などのトラブルを防ぐための対策です。
病室では、麻酔後2時間はベッドの上で安静です。気分的には通常と変わりません。
不快感も痛みもありません。
15時半には、安静状態がとけました。

16時半、生検後、初の小用です。最初、赤い糸くずのようになった血が少し出ましたが、その後は普通の尿でした。排尿時の痛みはありませんでした。
なお排尿は毎回検尿し看護師さんに状況を見せました。

17時には点滴が時に空になったので、抜きました。

それ以降は、ただベッドの上にいて身体の回復を待つための安静を保つだけなので、病室にパソコンを持ち込み、今後、おっさんと同じように前立腺針生検査をする人に参考になればと思い、今回の状況をまとめていました。

18時には2度目の排尿でしたが血尿ではなく、普通の尿でした。以後退院まで普通の尿でした。
また18時には夕食がでました。これでした。

あとは、ひたすら身体の回復を待つだけで、何かトラブルがないか、明日の朝までスタンバイです。
ただ、尾てい骨に麻酔を打ったの場所が少々痛くて・・。看護師さんによるとだいたいそうなんだそうです。あとは不快感もなく普通でした。

病院は22時に消灯。少し早いですが床に就きました。
前立腺生検翌日)
前立腺生検翌日、朝6時半に看護師が来て検温と血圧測定。その後、検尿。小用は血尿ではありませんでした。
体調は通常と変わりません。ただ、昨日、器材を挿入した肛門は少々痛みというか違和感が残っています。
朝7時、早朝の入院病棟を散歩しました。1日の始まりを告げる朝焼けが、何か新しいことが始まるような感じがして壮快でした。
その後、排便しましたが、心配した血便ではなく普通の便でした。これは安心、安心!

7時45分に朝食です。

朝食後、レポフロキサシンという細菌感染症用の構成部室を2錠飲みました。

身体に異常がないため当日10時に無事退院となり、それまでベッドの上でゴロゴロしました。

9時に退院です。4日分の薬をもらいました。

前立腺生検の料金は、入院費用を含めて
3割負担で3万9718円。

前立腺生検は、痛いのか?痛くないのか?)
さて、前立腺生検を受ける方の最大の関心事は「前立腺生検は痛いのか痛くないのか??」だと思います。
おっさんは前立腺生検を受けるときに、どんなものなのかネットで色々調べました。「痛い」とか「恐怖」という記述に遭遇すると、「えーーいやだなあ」とビビっていました。

さて、今回、極度の注射ダメ人間のおっさんが前立腺生検を体験した感想は・・・。
前立腺生検そのものは痛くありません。
麻酔の注射がチクりとします。

あと、生検後に、歩くと麻酔を打った部分が腫れていてヒリヒリする痛みを感じました。

生検の結果は3週間後にわかります。
すでにMRI画像で丸い黒い影を見ているので、ガンでしょう。
ですから、今回の生検の結果で、どういう性質のガンであり、どういう治療法ができるのかを知り、早く治療を進めたいです。

(無料電話相談のすすめ)
もし自分がガンだったら・・と考えると不安で不安で、しかたがない時期がありました。
友人に相談しようかとも思いましたが、こんな重い話は、そう簡単に話すわけには、いきませんし、話を持ちかけられた人もその対応に困るはずです。
ネットでもPSA値や前立腺ガンの事を読みましたが、良い情報は少なく、それを読むたびに落ち込んでいました。
おっさんはビビリ人間なので 最悪の場合が頭の中をよぎり不安になります。そんなときは、日本各地には電話でガンの相談が出来る機関があるのでそこを利用しました。

(心の持ち方)
さて、前立腺ガンというとどうしてもショックを受けのは当たり前です。
しかし、国立がん研究センターのがん罹患数の統計によると、2015年に前立腺がんが日本の男性で最も多いがんになり、以降1位であり続けています。
つまり前立腺がんにかかる人は多いのです。

前立腺がんの発病は、年間8万人近くいますが、死亡数は1万2千人ほどです。前立腺がんは診断しやすく死亡することが少ないがんです。
しかも、前立腺にガンが見つかっても、
今は昭和の時代とは違い医療の進歩や治療法で、
そう悲観するものではないようです。
前立腺ガンは、生存率が高いがんです。
5年生存率はステージⅢまではほぼ100%です。
つまり、前立腺ガンは早期に発見し治療できれば
死に至る可能性が非常に低いのです。

 

前立腺針生検の結果が出るのは3週間後、、
状況を把握し、早く治療を行いたいです。