宮本武蔵が、吉本一門と戦う前に立ち寄った八大神社のすぐそばにあるのが
詩仙堂(しせんどう)。大自然の中にある、とても癒される場所です。
詩仙堂は、安土桃山から江戸時代初期に活躍した徳川家の家臣で文人の石川丈山の山荘でした。現在は、丈山寺という曹洞宗のお寺になっています。
(石川丈山とは)
また文人としても有名で特に漢詩が優れていました。そのほか茶道、書道、儒学、庭園設計にも精通していたそうです。
詩仙堂は1641年、丈山が59歳の時に自ら造営し、ここに隠居しました。
(落ち着いた雰囲気)
詩仙堂玄関に入る石段も趣深いですよ。
石段を上ると入口です。
入館料は大人500円でした。
詩仙堂は庭がいいんですよ。綺麗で癒されます。
落ち着くんですよねえ。「自然の中にいる」という感じで・・・風流ですなああ。
庭に「ししおどし」がありました。
綺麗な庭に響くししおどしの音・・これまた風流です。
実は、日本で始めて「ししおどし」が作られたのが「詩仙堂」ということです。
春のさつき・夏の新緑・秋の紅葉、冬の雪景色・・・四季を通じて楽しめそうです。
(詩仙堂ができた1641年はどんな時代だったのか?)
詩仙堂ができた1641年は、寛永18年。江戸幕府が誕生しておよそ40年。
この時は徳川家康の孫の徳川家光が江戸幕府の3代目の将軍でした。
この年は、日本は鎖国中で西洋との窓口のなっていた長崎の出島でオランダとの貿易が始まりました。
<<詩仙堂案内>>
拝観料大人 500円 高校生 400円 小・中学生 200円
開業時間9:00~17:00(16:45受付終了)
行き方:叡山鉄道 一条寺駅 下車15分程度
075-781-2954