「京都」と聞いて、「五重塔の風景」をイメージする人も多いと思います。
この五重塔は、新幹線の車窓からも見ることができます。
この塔があるのが、東寺(とうじ)です。
794年に桓武天皇が平安京を遷都した時、天皇が住む都で災いや戦乱を静める目的で
桓武天皇が命じて東寺が建立されました。
ということで、もともとこのお寺は朝廷のお寺すなわち官寺でした。
その後、823年には、嵯峨天皇より東寺は、空海(弘法大使)に譲られました。
当時は、寺院は東寺と西寺だけしか許されてなく西寺が消滅したため、現在京都に残っている平安京時代の名残は、この東寺だけです。
東寺は京都駅から歩いていけます。15分程度なので散歩コースにちょうどいいです。
おっさんが訪れたときは日曜日、朝早くから大勢の観光客であふれていました。
東寺の入場料金は、金堂・講堂共に500円。
近くある宮本武蔵が吉岡一門を倒したあとに住んでいた観智院の拝観料も含めた3つ
全ての共通券の拝観料は800円です。
【五重塔】
東寺一番の目玉はここ五重塔。1644年に三代将軍徳川家光が再建した塔で国宝です。
この塔は、東寺だけではなく京都のシンボルとなっています。
高さは54.8メートルで木造塔では日本一の高さです。
五重塔の内部は、特別公開の時だけ拝観できます。
特別公開の開始開始は午前9時、終了は午後5時で、受付は午後4時30分で終了です。
【金堂】
徳川家康が幕府を江戸に開いた年の1603年に再建。
金堂内の拝観もできます。
中央には、東寺のご本尊、薬師如来、その両横には日光菩薩・月光菩薩が並んでいます。(内部の写真撮影は不可です)
【講堂】
金堂のすぐ隣にある室町時代に建てられた大きなお堂です。 大日如来を中心に、五智如来、五大菩薩、五大明王、梵天・帝釈天、四天王の合計21体が配置されています。
表現される密教の曼荼羅を、仏像で立体的に表現したもので、「立体曼荼羅」と呼ばれています。(内部の写真撮影は不可です)
薬師如来を本尊としている金堂に対し、講堂は大日如来を中心として空海の理想であった密教尊が安置されています。
東寺では、 毎月21日には「弘法大師の縁日」と称し、蚤の市が開催されます。
京都駅そばにある京都タワーには、東寺の位置と距離が書かれています。
【東寺の公式HP】
<東寺のすぐ近くにある宮本武蔵が吉岡一門と戦った後に身を隠したお寺・観智院>
<<東寺への行き方>>
住所:京都市南区九条町1
電話番号:075-691-3325
定休日:なし
公開時間:8:00~17:00 16:30受付終了