帝踏石(たいとうせき)が、福岡県北九州市にあった!!
(日本書記に書かれている「帝踏石」)
帝踏石(たいとうせき)とは、第12代天皇の景行天皇のことを記述した「日本書紀 景行紀」の十二年秋七月~冬十月に記載されている巨大な石のことです。
日本書紀によりますと、「景行天皇が九州で土蜘蛛と呼ばれる地元の反対勢力を討伐する際に、大岩に登り賊を討つための戦勝祈願を行い、「賊に勝つことができるならばこの大石よ、大空高く舞い上がれ」と祈って蹴り上げたところ、舞い上がり、見事に賊を討つことができた。そのことから、この大石を帝踏岩と言うようになった。」と書かれています。
(帝踏石に行ってきた)
その帝踏石が福岡県北九州市にありました。
福岡県北九州小倉南区、JR日豊線の朽網駅(くさみ)という駅から庚申谷(こうしんだに)踏切を越えて住宅地に入ると、突然、巨石の群れの一群がぽつんと現れます。
これが 帝踏石(たいとうせき)です。
この帝踏石は、下の写真を見るとわかるように、身長175センチのおっさんと比べると、石の大きさがよくわかると思います。
おっさんは、いきなりこの帝踏石が目の前に現れたときは、その大きさにびっくりしました。
「どうやって こんな大きな石が!!」「なぜ、こんなところに!!」と、驚くほど
でかい石です!!
しかも一枚岩ではなく四、五個の大きな塊が固まっています。
近くを歩く人と比べると、石の大きさがわかると思います。
(石の上の碑)
中央の岩の上には1933年(昭和8年)に建てられた石碑があります。
その石碑の裏には、「第12代の景行天皇が当時の反対勢力で地元に根を下ろしていた
土蜘蛛(つちぐも)という民族を討伐する時に、この石の上で必勝祈願をしたことが日本書紀に書かれてあり、それがこの石の名前:帝踏石の由来である」との事が刻まれています。
突如、住宅地に現れる帝踏石、、なんとも不思議な 巨石の群れです。
【北九州市役所公式HPに紹介された帝踏石】
<<帝踏石への行き方>>
JR朽網駅から徒歩10分程度