日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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開票を見に行こう!選挙の開票所を見学してきました!!

公職選挙法69条では
「選挙人は、その開票所につき、
開票の参観を求めることができる」と定めていて
誰もが開票の様子を見学できます!
・・というので
2023年(令和5年)4月23日(日)に行われた
    統一地方選挙の開票所に
行ってきました!!

 

(誰もが開票作業を見ることができます)

選挙の開票作業。その様子は、ニュースや選挙特番などでよく見ますよね。
今回はその開票作業所を見てきました。

公職選挙法69条では「選挙人は、その開票所につき、開票の参観を求めることができる」と定めており、開票作業は誰でも自由に見学することができます。しかも出入り
自由です。

 

(開票所見学者は「参観人席」で自由に見学)

開票所は、職員が開票作業をするスペースと、その模様を見学するスペースが分けられていました。
見学したスペースは「参観人席」と書かれたイスが並べられ50人ほどが見学していまし
た。けっこういました。たぶん候補者の関係者だと思われます。


(写真撮影およびSNSアップの有無は自治体によって違う)
公職選挙法では、開票作業を写真や動画で撮影したり、開票所内でスマートフォンなどを使ったりすることは禁じられていません。
総務省も「開票のときにカメラや携帯を持ち込まないようにとは総務省側では言っていない。」との事でした。

ただ、公職選挙法129条で「選挙期日の当日における選挙運動用文書図画の頒布」に、ついて禁止されていて投票日当日はあらゆる選挙運動ができません。
そこで開票当日に、開票の様子を撮影した画像をネットにアップすることが、選挙運動用の文書図画を更新した、と見なされる可能性があると考えられる場合があるので、
開票当日のネット公開は避けた方がいいようです。


今回、おっさんの地区の開票会場では「写真撮影禁止」と言われていましたので、それを遵守します。
そのため、このブログでは、すべてフリーユースの写真やイラストを使用しています。

 

(開票作業はこんなことをします)

開票所は、各選挙区にある体育館・自治体の公民館など、広いスペースのある場所で
行われます。

 

では、今回体験した開票作業の流れを確認しましょう。

 

おっさんが開票所に着いたのは20:30分でした。

 

テーブルには、各投票所から運ばれた投票箱が並べられていました。

そして、その近くには、大きな机がありその上には、開票した投票用紙を候補者の名前ごとに入れるトレイが置かれていました。

 

また、開票会場には腕に「選挙事務従事者」と書かれた腕章をつけたスーツ姿の係の方がスタンバイしていました。

 

開票10分前には 自治体の方による開票作業開始前の挨拶がありました。

 

(開票作業開始)

21時、開票作業開始。開票管理者が作業の開始を宣言します。その合図とともに投票箱の鍵を一斉に開けて投票用紙を取り出し、職員らが投票用紙を、各候補者別に仕分け、得票を計算します。

投票用紙は計数機と呼ばれる機械にかけて数え、候補者別に仕分けし集計します。
このとき、よくわからない疑問票も「疑問」と書かれた箱の中に入れていました。


この間、会場には、選挙立会人や警察の方、マスコミの方もいました。
立ち合い人やマスコミはわかりますが、警察の方がいるのは驚きました。不正の監視だと思われます。

 

(票獲得の動きがリアルにわかる)

開票所では、候補者ごとに分けたトレイに獲得した票が次々と入れられるので、各候補者の票の獲得具合がリアルにわかります。
町議会議員選挙など複数の当選者がいる場合は、誰がどれくらい票を獲得しているかがおおよそ、わかります。
例えば、定数10人の選挙区に15人立候補した場合は、下位の5人が落選することになりますが、各候補者のトレイに並べられた獲得票の具合から、「この人は絶対安心」とか「この人は当選するには難しいな」とか見た目でわかります。

 

候補者に自分の知り合いや応援する人がいたら、票の動きがリアルにわかるので、かなりスリリングだと思われます。

 

(中間発表)

票を途中まで計算した開票速報=中間発表は、選挙区の自治体の開票速報HPと連動していて22時から30分おきに出されました。

 

(開票作業終了)

全ての開票が終了したら、間違いや漏れがないかのチェックが行われ、当選者を発表します。

こうして開票作業は終了します。

 

開票の結果は、候補者名とその獲得数とともに紙に印刷され開票所の入り口に貼りだされました。
それを、多くの人が記録したり、その紙を見ながら電話で結果を報告していました。

大所帯の自治体の選挙の場合は、開票作業は未明まで続くこともあります。

 

(開票所を実際に見た感想:不正はできるのか?)

今回、開票所に行き、開票作業を最初から最後まで見てきた経験から言うと、開票所ではまず不正はできません。
理由)
まず投票箱は鍵がかかっていて開票作業時間まで開けることはできません。

票の数えは、最初機械で数えた後、再度人が数えなおします。数え間違も起きそうにありません。
開票作業は15名以上の立会人が見てますし、各作業テーブルの後ろには2人の人が立って作業風景を見ています。さらに前述のように警察官も様子を見ています。
このような厳重な監視体制の中、作業中に不自然な動きがあったら目立ちますし、注意されるのは確実です。
また、開票作業中は、係の人は会場から出ることも難しい状態です(トイレの時はどうするんでしょう??)

・・ということから、開票場での不正行為はできそうにありません。

 

(開票を見学するには・・)

おっさんのように「開票作業を見学してみたい!」と思ったら、まずは、開票作業が
行われる場所を調べましょう。

(開票所探し)

開票所を見学するには開票区内の選挙人であることが必要です。
そこで自分の選挙区の開票所を探しましょう。
開票所が設置される場所を探すには、投開票日が近づくと自治体のHPで発表されるので、そこで確認できます。選挙区によっては、複数の開票所が置かれる場合もあります。

 

(予約不要)

開票所に行くのに、予約や事前の手続きは不要です。当日、直接開票所に行き、係の人に「開票所の見学にきました」と言えば見学者席に案内してくれます。

 

選挙の開票所、自由に見学できますよ!!