日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

普通の会社員の“おっさん”が、パワースポットや史跡、戦跡を巡った記録です。旅行に出かけるときの参考にしてね! 史跡や歴史から学び 運気を上げて、“人生大逆転”を狙います。

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6月30日 住吉神社 水無月の大祓式に行って来ました 

2023年(令和5年)も半分を過ぎた6月30日、
ちょうど福岡市に行く機会があったので

博多駅徒歩10分の住吉大社で行われた
水無月の大祓式に参列してきました。

 

(半年に1度の大祓)

毎年6月から7月にかけて、全国各地の神社で、罪や過ち、心身の穢や厄を払い、健康を祈願する「大祓(おおはらえ)」という神道の行事が行われます。

この大祓は半年に一度、毎年6月と12月の末日に行われています。

1年の前半の締めくくりとして6月末に行われるものが「夏越の大祓」あるいは「水無月の大祓」、1年の最終の締めくくりとして12月末に行われるものを「年越の大祓」「大晦(おおつもごり)の大祓」と呼ばれています。

1800年以上の歴史がある住吉神社

今回、水無月の大祓に参加した神社は、福岡市にある博多駅から徒いて10分の場所にある住吉神社。この神社は、1800年以上の歴史を持ち、全国に2,100社以上ある住吉神社の中でも、最初の神社と云われています。
また、大阪の住吉大社、下関の住吉神社とあわせて日本三大住吉と云われているそうです。

(大雨の中の大祓)

2023年(令和5年)6月30日(金)、昼休みをずらして住吉神社で15時に行われた水無月の大祓式に参加したのですが、この日、九州北部は大豪雨!
雨は激しいし、道路に水があふれ川のようになるし、ズボンも靴もびしょ濡れ・・。
そして住吉神社の境内も、水浸し・・こんな状況下での神事でした。


まず、形代と細かく切った紙が入った封筒をもらいます。

頂いた封筒の中身です。
人型のものは「形代(かたしろ)」・・・心や体の穢れを人の形に切り取った紙に託して落とします。

小さい紙きれは、「切麻 (きりぬさ)」・・正方形に細かく切った紙吹雪のような小さな紙片です。
大祓では、この2つを使います。

大雨の中、宮司さんたちが傘をさして本殿へ。大祓式参加者は、雨を避けテントの中にいます。テントは全部で3か所。参加者はざっと100人くらいでしょうか。

 

(午後3時、大祓式開始)

2023年(令和5年)6月30日(金)午後3時、水無月の大祓式が始まりました。


なお、神事の最中は撮影禁止ということなので、それを遵守し神事の様子は撮影していません。

大祓式は神社によって多少の違いはあるようですが、今回参加した住吉神社では、以下の通りです。
まず、宮司たちの祝詞奏上、お祓い、のあと、もらった封筒の中にある、小さい紙きれの「切麻 (きりぬさ)」を左、右、左と身体にかけます。これで自分に付いている穢れを祓い落とします。

次に形代で自分の身体をふきます。これで自分についている穢れを移したことになります。そしてその形代を封筒に戻します。

宮司さんが本殿で「えーい」と15回ほど叫んだあとに宮司さんたちが形代を奉納。

その後、一般参加者たちが本殿に行き、先ほど穢れを移した形代を回収箱のようなものに入れます。
回収後は、宮司さんが1人1人に参加者の頭の上でお祓いをしてくれました。
この時の鈴の音がいい感じでした。鈴の音には「邪なるものを祓う力」があり、鈴を
鳴らすことでお祓いや、近寄ってくる邪を祓う意味があるそうです。

こうして大祓式は3時15分に終了しました。

 

かつて、東京でも6月30日に夏越の大祓いに参加しました。その様子は下をクリックしてどうぞ👇

なお、福岡地区の神社では、6月30日に大祓式が行われ、7月末の土日に夏越祭が行うという神社が多いようです。7月末に再び福岡市に行く機会があるので、夏越祭も観てこようと思います。

 

日本で古くから伝わる大祓式。
いいもんです。是非近所の神社に行き参加して下さい。