1年の半分の罪や穢れを祓う神道の行事である
夏越祭に参加してきました。
(戸上神社)
今回、おっさんが夏越祭に参加したのは、福岡県北九州市門司区にある戸上(とのうえ)神社。
宇多天皇の時代から1000年以上の歴史がある神社だそうで本殿もこのように立派です。元旦など多くの参拝客が訪れる北九州門司では有名な神社だそうです。
すでに茅の輪が作られていました。
本殿を背にして茅の輪を見るとこんな感じです。
2022年(令和4年)の夏越際は7月31日(日)の午後7時から開始です。
当日朝、神社に電話で連絡し夏越祭に参加させて頂くようお願いしたら、快諾してもらいました。
午後7時前に社務所で形代をもらいます。
戸上神社の形代は、白が男性、赤が女性でこれに名前と年齢を書き、息を吹きかけた
うえで初穂料とともに神社に渡しました。
19時から本殿で神事行われました。参列者はおっさんを含め8人でした。
神社本殿での神事は以下の通りです。
・宮司が正面に一礼
・宮司玉串礼拝
3人が太鼓、笛、鐘を演奏し、それに合わせ宮司が大祓いの祝詞を唱えます。
とても賑やかなものでした。
・参列者代表の玉串奉納
・全員で一礼し終了
(茅の輪くぐり)
本殿での神事が終了し、次に全員で境内にある茅の輪くぐりに行きます。
下の図のように左まわり → 右まわり → 左まわりと8の字を描くように合計3回茅の輪をくぐって回ります。
宮司を先頭に茅の輪くぐりをしました。
茅の輪くぐりには、作法があります。
茅の輪の前に立ち、ご本殿に向かって一礼をします。
最初は「水無月の 夏越しの祓する人は 千歳の命 のぶというなり」と唱えながら
左まわりにくぐり、茅の輪の前に戻ります。
2回目も一礼をし、同様に唱えながら右まわりにくぐって茅の輪の前に戻ります。
そして3回目も一礼をし、同様に唱えながら左まわりにくぐって茅の輪の前に戻り、
最後は本殿に参拝します。
これにて夏越祭は終了、所要時間は30分もかかっていません。
なお、茅の輪の両側には茅がくくられていて参拝者は自由に持ち帰りが可能です。
夏越祭参列記念にウチワも頂きました。
【戸ノ上神社公式HP】
(夏越の大祓い)
2022年(令和4年)は、旧暦の6月30日=7月29日(金)にも、夏越祭が行われたのでそちらにも参列してきました。
その様子は下をクリックしてどうぞ。
夏越の大祓いは、関東では旧暦ではなく現在の暦の6月30日に行っている神社が多いようです、2020年(令和元年)には映画「君の名は」のモデルとなった神社神社で開かれた夏越の大祓いを見てきました。
その様子は下をクリックしてどうぞ。
「夏越しの大祓い」という日本で古くから
受け継がれている神事。
こう言う風習は大事に受け継いで行きたいものです。