日刊  おっさんの人生これから大逆転だぜえ!(日本史+史跡+旅情報)

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大河ドラマ 光る君へ 第29話「母として」ネタバレあらすじ 

平安時代の宮中を舞台にしたドラマ「光る君へ」。
数十年と大河ドラマを見ている立場から言うと、この「光る君へ」は、合戦や戦闘シーンが少ない「変化球」であり、平安時代の宮中を舞台にした恋愛ドラマです。

第29話「母として」を見てみましょう。

(父上またしても無職に!)
正月の除目の前に、各国の国司の働きを評定する受領功過定が行われました。

まひろの父・為時は宋人の扱いで朝廷に良い印象を与えてなく、官職を解かれます。

(仲良し家族3人)
まひろの娘、賢子は数えの三歳になりました。父親の宣孝も賢子をかわいがり、親子3人で幸せなひとときを過ごしていました。宣孝は、無職になった為時のことは自分が面倒を見るとまひろに語ります。
宣孝は子煩悩で満月を見て遊びます。

翌朝、宣孝は国司を務める山城国府に出かけましたが、それきり戻って来ませんでした。

(ききょうの想い)
ある日、まひろのもとに、ききょうが尋ねてきます。ききょうは定子が亡くなって『枕草子』の続きを書き進めていました。もともと『枕草子』を書き始めたのは、まひろから定子を慰めるために、四季折々のことを書いてはどうかと勧められたのがきっかけでした。

ききょうは、まひろに定子と華やかだった皇宮の様子を後世に語り継ぐために書いたと「枕草子」を見せます。
草子を読んだまひろは「私は皇后さまの影も部分も知りたい。人には光も影もある。それが複雑であるほど魅力があるとし、皇后の人となりを書いたらどうか」と提案します。ここで、ききょうは顔つきがキツくなり「皇后さまに影などはございません。あったとしても書く気はない。華やかな姿だけを残したい」と強く反論します。

さらに、道長に強い反感を抱いていて、「まひろ様もだまされてはなりませんよ。左大臣は恐ろしき人にございます」と言います。

その後、ききょうは草子を伊周に枕草子を宮中に広めて欲しいと願い伊周は「私がなんとかいたそう」とこたえます。

(夫が急死、父は失業中)
ある日、まひろに使者がやってきます。それによると、宣孝が急病で亡くなり、弔いの儀も済んでいるというのです。この突然の知らせにまひろは呆然とします。何も知らずに「父上は?」と訪ねる賢子を抱きながら、まひろは泣きました。

また、まひろの父親の為時が越前国守の再任がかなわず帰京し、無職となりました。
旦那を失い、父親は無職・・幼い娘を抱えまひるの、これからの生活が心配です。

道長にも、まひろの状況が伝えられ、なんとか協力しようと、為時に、子供の指南役を依頼します。しかし為時は、この申し出を辞退します。

娘のまひろは今後の生計のために引き受けてほしいと、為時に懇願します。

(人質に。。)
一条天皇の母で道長の姉の詮子は道長に「敦康親王を彰子に養育させ人質状態にしなさい。」とアドバイスをします。

道長は父親と同じことをしたくないと反発しますが、これを一条天皇に言上すると認められ、敦康親王道長の後見を受け、中宮彰子と藤壺で暮らし始めました。

(詮子40歳を祝う儀式)
10月9日、土御門殿では、道長の主催で、詮子の四十歳を祝う儀式が盛大に執り行われ、この席で舞が行われました。

舞を舞うのは道長の北の方の田鶴と、高松殿の巌です。道長は妻を二人同席させ、そのお互いの子供に舞を舞わせるのです。
舞を踊る田鶴と巌、それを見る倫子と道長、明子・・。
公卿らは見事な舞、さすが道長の子だと褒め称えます。
一条天皇は、巌の舞に従五位下の位を授けます。差をつけられた形となった田鶴が悔しくて泣き出します。
(詮子死亡)
儀式では、一条天皇がお祝いの言葉を述べ、良い雰囲気で過ぎようとしていましたが詮子の身体は弱っており儀式の最中に倒れてしまいます。一条天皇が駆け寄ろうとすると、詮子は「私に触れてはなりませぬ!病に倒れた者に触れて、穢れとのなれば、政は滞る」と叫びます。

実は道長を恨んでいる伊周が呪詛を唱えていたのです。
詮子は枕元に道長を呼び、伊周の怨念を鎮めたいという思いから「伊周の位を元に戻してほしい」と頼みます。そして詮子は、そのまま命を落としてしまいます。。

国守をつとめる山城へ向かった宣孝は「にわかな病」に倒れ、まひろの元へ帰ってきませんでした。また詮子は四十歳を祝う儀式の途中で倒れ床に伏せたままこの世を去ります。ダブル退場です。

(2つの書物)
詮子の望みどおり、伊周の位は元に戻されます

そして、伊周は、ききょうから草子を宮中に広めて欲しいと頼まれたことをうけて、製本して一条天皇に献上します。。

一方まひろも物語を書き始めました。のちの「源氏物語」です。

というところで今回は終了。次回に続く