(新宿と渋谷に挟まれた原宿)
JR山手線の新宿と渋谷の間にある原宿駅。
原宿駅は、代々木公園や明治神宮、そして「若者の聖地」竹下通りの最寄りの駅です。
【2020年(令和2年)3月20日が旧駅舎営業最終日】
原宿駅旧駅舎は、大正末期の1924年(大正13年)に建てられた都内最古の木造駅舎でした。しかし2020年(令和2年)3月20日を最後に利用中止となり、新駅舎に引き継がれました。
【原宿駅旧駅舎最終日の様子を書いたブログはここ】
【原宿駅新駅舎の様子を書いたブログはココ】
(大正時代に造られた原宿駅旧駅舎)
初代のJR原宿駅は1906年(明治39年)10月30日に誕生します。
当時の駅舎の位置は今とは違い代々木寄りにあったそうです。
1920年(大正9年)に明治神宮が創建されます。原宿駅はその建設資材を運ぶ役目を持ち、神社完成後は参拝客の最寄りの駅として利用されました。
【出典 明治神宮看板掲載写真】
今回解体される木造の JR原宿駅の駅舎は2代目で、1924年(大正13年)
6月に建てられた木造平屋・一部二階建ての駅舎です。
この駅舎は、鉄道省の技師だった長谷川馨の設計です。白壁に柱や梁(はり)を
むき出しにした「ハーフティンバー」と呼ばれる西欧の建築様式で、当時としては、おしゃれな建築物でした。
この木造駅舎ができる前年の1923年(大正12年)には、関東大震災が起きて東京は壊滅的打撃を受けました。
そして、翌年1924年(大正13年)に2代目の駅舎が完成しますが、当時は、原宿駅周辺は田園地帯でした。
すでに、明治神宮ができていて、現在の代々木公園には代々木練兵場がありました。ちなみに代々木練兵場には飛行場があり、日本航空初飛の地でもあります。
【代々木公園の青山飛行場について書いたブログはココ】
1964年(昭和39年)に開催された東京五輪では、駅近くにある国立代々木競技場が水泳などの競技会場になりました。
また1980年代(昭和50年代後半)からは駅近くの車道が歩行者天国になり、音楽に合わせて路上で踊る「竹の子族」が誕生します。
その他、アイドルショップや若者に人気のお店が並ぶ竹下通りも人気のスポットです。
(おっさんが歩いて調べた原宿駅周辺のお勧めスポット)
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九州ラーメン誕生の背景には、素晴らしい秘話がありました。
(解体完了は来年夏以降)
味わいがある原宿駅旧駅舎の解体作業は8月24日に始まりました。
工事は2021年(令和3年)の夏以降に完了し96年の歴史に幕を閉じます。
そして跡地には商業施設ができるそうです。