(長州最大の都市・下関市)
本州最西端の県、山口県。
幕末に維新の志士を生み出し、明治日本の政治をけん引した長州藩があった県です。
この山口県の県庁所在地は山口市ですが、県内最大の人口を誇るのは下関市です。
令和元年8月の発表では、県庁所在地の山口市の人口 は19万人で第2位。
1番人口が多い都市は、25.7万人の下関市です。
(下関の中心部・唐戸地区)
山口県最大の都市・下関市の中心部が、古くからの九州や大陸へ行き来する船の港町であり、かつ宿場町としても栄えた唐戸地区(からと ちく)です。
この唐戸地区には唐戸市場があります。
下関と言うとフグが有名ですが、その他ハマチやマグロなどの新鮮な魚介類は
もちろん、野菜もありますし、その新鮮な食材を使った料理を提供してくれるお店も
あります。一般の人も購入できます。観光客も多いですね。
1924年(大正13年)には魚市場の「唐戸魚市場」が発足し、1933年(昭和8年)には、
「魚菜市場」が誕生します。これが現在の唐戸市場のもとだそうです。
2009年(平成21年)には発祥100周年を迎え、関門地区を代表する観光地の1つとして賑わっています。
フグの本場なのでフグが並んでいます。
クジラもありましたよ。
下関には、捕鯨にも力を入れている大洋漁業の本社があり、1949年(昭和24年)には
プロ野球の「まるは球団」が誕生。「まるは球団」は後に「大洋ホエールズ」となり、しばらくは下関市が本拠地でした。
ちなみに1951年(昭和26年)3月14日には、経営が苦しい広島カープが、下関に本拠地があった大洋ホエールズとの球団合併を発表しますが、すぐに撤回されます。
その後、大洋ホエールズは、横浜に移転して現在の「横浜DeNA」に受け継がれています。
フグやクジラ以外にも新鮮な海の幸が並んでいます
さすが市場、活気に満ちています。
いろんなお店を周って 品物を見るだけでもいいですなあ。
(唐戸市場での買い物の重要事項)
閉店前になると、結構値引いてくれるもののあります。ここは値引き交渉ありかも・・。
市場の二階には寿司や海鮮料理を食べるお店があります。寿司、海鮮丼がお勧めです。
格安でおいしいですが、、凄まじく混んでいました。
食べる時間をずらした方がいいです。
また、午後2時くらいには市場も閑散となり、品数も少なくなるので、買い物は昼過ぎまでに行くようにしておきましょう。
(唐戸市場周辺の見どころ)
実は、唐戸市場周辺には歩いて行ける史跡が集中していますので、是非どうぞ。
武蔵-小次郎決闘の地、巌流島はフェリーで10分です。
その他、安徳天皇を祀る神社、下関条約の舞台、坂本龍馬の隠れ家、
馬関戦争発端の地、源平合戦の壇ノ浦などありますよ。
【下関:唐戸市場公式HP】
<<唐戸市場への行き方>>
JR門司港駅から徒歩4分程度でフェリー乗り場に行き、ここからフェリーで10分程度
駐車場有