大阪市生玉町に鎮座する生國魂神社。生国魂と書いて「いくたま」と読みます。
生國魂神社は、 大阪市、難波の繁華街から東へ20分ほど行ったところにあります。
この神社が祭神とする生島神(いくしまのかみ)・足島神(たるしまのかみ)は、
国土の神霊とされています。
(伝統ある神社)
この生國魂神社は、社伝では、神武天皇が東征で現在の難波宮跡付近に生島神・足島神を鎮祭したのが創建とされています。
文献での初登場は、「日本書記」での孝徳天皇(在位645年から654年)の即位前紀に、
孝徳天皇がここ生國魂神社の樹木を伐ったことが書かれています。
かつては現在の大坂城の地に鎮座し、中世には隣に本願寺があり繁栄したが、豊臣秀吉が大坂城を築城するときに現在の地に移ります。
戦前は近代社格制度では、最高位の官幣大社となっていて、大阪の代表的な古社の一つです。
1901年(明治34年)に刊行された「近畿名勝写真帖、続」に掲載されている生國魂神社。
(国立国会図書館ウェブサイトより)
この鳥居は、サントリーの鳥居信治郎さんが建立しています。
(境内には様々な・・・)
生國魂神社の中には天満宮、皇大神宮、住吉神社に、芸能の神様、縁結びの神様、お稲荷さんなど色々な神社があります。
また落語の彦八の顕彰碑や、織田作之助、井原西鶴の銅像などもあります。
(上方落語発祥の地)
(井原西鶴像)
(織田作之助像)
生國魂神社は、毎年6月30日には厄災・病を払う「大祓式」、7月11・12日には大阪三大祭りの1つ「いくたま夏祭」、8月11・12日には「大阪薪能」、9月の第1日曜日とその前日には上方落語の祖である米澤彦八に因んだ「彦八祭」が開催され、大勢の参拝客で賑わいます。
【生國魂神社公式HP】
<<生國魂神社への行き方>>
大阪市営地下鉄谷町線・千日前線「谷町九丁目駅」から徒歩4分、
住所:大阪市天王寺区生玉町13-9 ℡ 06-6771-0002
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