(7月16日:宇都宮で駅弁誕生!)
1885年(明治18)年7月16日(木曜日)、日本鉄道が大宮―宇都宮まで延伸し、
上野ー宇都宮間が開通します。
それと同時に宇都宮駅前で旅館業を営んでいた白木屋の斉藤嘉平氏が弁当を売り始め
ました。
駅弁発祥に関しては色々な説がありますが、この宇都宮の弁当が「駅弁の発祥」と
言われています。
ちなみに日本で鉄道ができたのが1872年(明治5年)の新橋―横浜間ですから、
それから13年後です。
(おにぎり2個とたくあん2切れで5銭)
この日本初の駅弁は、梅干し入りのおにぎり2個にごま塩を振りかけ、タクアン2切れと一緒に竹の皮に包んで販売したもので、当時のお金で5銭でした。
当時、宇都宮駅前で旅館業を営んでいた白木屋の、梅干し入りのおにぎり2個にごま塩を振りかけ、タクアン2切れと一緒に竹の皮に包んで販売しました。
こんな感じでしょうかね・・。
(駅弁が生まれた1885年・明治18年とは)
それでは、宇都宮駅で駅弁が生まれた1885年(明治15年)はどんな年だったでしょうか?
この年の1月に第1回となるハワイ移民が渡航しています。5月には、日銀が最初の紙幣となる大黒天が描かれた旧拾円紙幣を発行しています。
12月には太政官制度が廃止され内閣制度が発足し伊藤博文が初代総理大臣になります。
・・・そんな時代でした。
(今もいるホームで駅弁を売る人)
おっさんが子供の頃は、親に連れられて列車で旅をするときには駅のホームで駅弁をよく買いました。これが楽しみでした。
ですが、最近では駅のホームで駅弁を売る人の姿も中々見かけないようになりました。
しかし、しかし!!
九州にはまだ駅のホームで駅弁を売っている駅があります。
おっさんもはるばる北九州市のJR折尾(おりお)駅に行ってみてきました。
その様子はここです。
この折尾駅の駅弁は2021年(令和3年)7月に販売から100年を迎えました。
大正・昭和・平成、そして令和と、折尾駅のかしわめしが受け継がれてきました。
宇都宮説による駅弁発売日である
7月16日は「駅弁記念日」となっています。