九州出身の私にとって、たまに食べたくなるのものがあります。
その1つがハウス食品が九州を中心に販売している袋入りインスタントラーメン「うまかっちゃん」です。
「うまかっちゃん」は、九州方面でしか売られていない袋入り豚骨ラーメンで40年以上愛されています。
豚エキスに野菜、香辛料が香るさっぱり味の白濁とんこつスープ。
さらに、モチモチの細麺。
そして調味オイルがおいしさを引き立てます。
(開発秘話「九州で売れるラーメンを」)
「うまかっちゃん」は、1979年(昭和54年)9月12日に九州限定の豚骨味ラーメンとして発売されました。
当時、ハウス食品の福岡工場でもインスタントラーメンが作られていましたが、そのほとんどが東京風のいわゆる醤油をベースとしたインスタント麺でした。
しかし九州地区では、ラーメンは豚骨が主流であり、醤油味のインスタント麺はあまり人気がありませんでした。
そこで「九州で売れるインスタントラーメンを作ろう」と、ハウス食品の九州工場が生産に取り組みました。
ハウス食品の九州地区担当の営業マンや開発担当者からなる開発チーム(全員九州出身者)が、九州内のラーメン店を食べ歩いたり、研究調査を行った結果「うまかっちゃん」が誕生しました。
その名残からか、現在でも「うまかっちゃん」は福岡工場だけでつくられています。
こうして生まれた「うまかっちゃん」は、発売開始から半年後には、九州地区での売り上げが袋麺でトップシェアとなります。
(「うまかっちゃん」CMの思い出)
「うまかっちゃん」が登場した1979年(昭和54年)、おっさんは中学生でした。
当時、TVで「うまかっちゃん」のCMがバンバン流れてたのを覚えています。
コマーシャルは、福岡市内の高校生の生活を描いた漫画「博多っ子純情」(作者は福岡市出身の漫画家・長谷川法世)のキャラクターの郷六平と小柳類子、阿佐道夫が登場しています。
CMの最後は、郷が「俺はもう決めた」「男とラーメンは九州タイ!」と叫び
♪うまかラーメン うまかっちゃん と音楽が流れ 最後に阿佐が出てきて「しっとーやー」(博多弁で「しっているか?」)と答えて終わるものでした。
(御当地袋緬のはしり)
「うまかっちゃん」は「ご当地袋麺」のはしりでもあります。
また、この時期は、似たような福岡限定とんこつ袋緬として日清食品の「くおーか」(福岡の「ふ」をとったのと、「喰おうか」をかけたネーミング)、明星食品の「九州っ子」も登場します。
(「うまかっちゃん」は西日本を中心に販売)
「うまかっちゃん」を一度食べてみたい!!
じゃあ、どうすりゃ手に入るかというと・・。
「うまかっちゃん」は、現在、近畿・中四国・九州・沖縄県を中心に発売されています。また、関東やその他の地区でも一部の店舗で購入できますが、ネットでの注文が
1番便利です。
今は、どこにいても手軽に購入できます!!
ネットという便利なものがありますから、そこで買いましょう!!
お勧めの作り方!!
おっさん的には、少なめのお湯で煮ることと、麺を固めにした方が味が濃くなりおいしいようです。その方がスープの味が緬にからんでイケますよ!!
ということで9月12日は、
九州で大人気の袋入りインスタントラーメンの
「うまかっちゃん」が発売された日です。