おっさんは今「おしん」に、はまっています。
是非、一人でも多くの人に見て欲しいです!!
【上の静止画は、NHKで放送している「おしん」の画面から引用させていただきました。出典:NHK「おしん」】
(最高傑作ドラマといえる「おしん」)
おしん。。。バブル前の1983年(昭和58年)4月から翌年1984年(昭和59年)3月末までの1年間放送されたNHKの朝の連続テレビ小説。
NHKテレビ放送開始30周年記念作品で、橋田壽賀子の原作および脚本で平均視聴率が52.9%!!
放送期間中は、平均して日本人の半分以上がコンスタントに見ていたという凄い人気の番組。
最高視聴率は62.9%で、この数字はTVドラマ史上最高視聴率。
おっさんは、放送当時は、学生だったので「おしん」は春休み、夏休み、冬休み、
そしてまた、春休みといった学校がないときに見ていました。
当時「おしん」は社会現象の大ブームになり、私の母は毎朝「おしん」を見ていて、
そのストーリーに泣いていたそうです。
「おしん」は、さらに中国や欧州など世界各地地域で放送され、それぞれの地で大人気と
なりました。
(今、「おしん」がNHKBSで放送中!!)
さて、その「おしん」が、今NHKBSで放送しています。
BSプレミアムで月曜から金曜の朝7時15分からの放送と、土曜日の23時45分から
1時15分までは、1週間分を一挙放送しています。
朝の放送時間は、ちょうど通勤時間と重なるので、おっさんは、土曜夜の「1週間まとめて放送」を毎週楽しみにしています。
【NHKのおしん公式HP】
おっさんは、毎週土曜日の夜が待ち遠しく、こんなにワクワクしてテレビの前に座るのは本当に久しぶりです。
(「おしん」ストーリー)
「おしん」のストーリーを書くとネタバレになるので、ごく簡単に書くと、明治期の貧しい農村で小作の子供として生まれた、谷村しん こと「おしん」の生涯ストーリーです。
これが、明治後期の日本の農村における小作農の厳しい実情、日露戦争脱走兵を通しての平和への思い、当時の身分制度、丁稚奉公、第一次大戦の成金、関東大震災、昭和恐慌、家制度、小作制度、太平洋戦争時の軍との癒着、敗戦、焼け跡からの復興、高度成長・・・とまさに激動の歴史。
子供の口減らし、生きるための女性の身売りといった当時の時代を反映する負の話も
ストーリーに描かれています。
そんななかで、苦労に直面しつつも知恵と努力と忍耐で乗り越えていく「おしん」の姿が素晴らしいです。放送のところどころで人情やら世間の厳しさが浮かび上がり、ストーリーにメリハリをつけています。
貧乏や困難を乗り越えていく「おしん」の姿が、発展途上国でまだ地位が低い人の共感を呼んだのだと思います。
「おしん」は、幼少期が小林綾子、少女期は田中裕子、そしてそれ以降は音羽信子の
3人がリレーで演じています。
今NHKBSで放送している「おしん」は、田中裕子が主人公です。
この田中裕子の演技が実に素晴らしく、感情移入します。
【上の静止画は、NHKで放送している「おしん」の画面から引用させていただきました。出典:NHK「おしん」】
この田中裕子の時代は、商売はうまく行きそうなんですが、関東大震災がきたり、
戦争が起きるなど色々あって「髪結い」→「どんどん焼きの露天商」→「服の露天商」→「服屋」→「飲み屋」→「魚屋」→「軍関係」と仕事を変えていきます。
また、苦しい生活をしている子供も引き取って家族同然に面倒をみていきます。
やがて時代は軍国主義になり、「おしん」のご主人、そして長男の「雄」も戦争に巻き込まれ、すさまじい最後を遂げます。
おっさんは、社会人になり色々な苦労をしてきましたが、そういう人生経験を積んだ上で、今この「おしん」をみると非常に感慨深いです。
(アマゾンでおしん全作品DVDを販売中)
「おしん」全ストーリーはDVDで見ることが出来ます。
時間をかけてゆっくりと自分のペースで見たい人には、DVDを購入するのがオススメです。
DVDの利点は、何度も見返すことが出来ることです。
見返すことで「あーあれはそうだったか」とストーリーの意味、重要性がわかります。
特に「おしん」は、あとで、「あれは、こういう意味か」とわかることが多く、
場面と場面の意味が繋がることが後でわかります。
ストーリーの伏線がたくさん張ってあるので、何度も見返すことができるDVDは
助かります。橋田壽賀子のストーリーの張り方、話の展開のうまさが実に感じられます。
「生きていくこと」とは何か、それをじっくりと考えるのいは実にいいドラマです。
とにかく、おっさんは言いたい!
「おしん」を見ましょう!いいですよ!!