安倍晴明・・・・。平安時代、陰陽道を使う第一人者として有名です。
この安倍晴明の生誕地と言われる場所が大阪市にあるので行ってきました。
陰陽師・安倍晴明は、平安時代の921年に現在の大阪市阿倍野区に生まれたといわれています。
生誕地と言われる場所には現在、安倍晴明神社があります。
安倍晴明は、阿倍野の豪族だった父・安倍保名(あべのやすな)と「葛の葉」と名乗る白狐の間に生まれたという言い伝えがあります。
この神社が安倍晴明生誕伝承地です。
安倍晴明のお母さんは言い伝えでは狐です!!
だからこの神社にある安倍晴明像の隣に狐がいるのかなあ??
社伝では、安倍晴明が亡くなって2年後の1007年に、この安倍晴明神社が創設されたと
記されています。
境内には安産祈願にご利益があるという「鎮石(しずみいし)」があります。
古代に舟の碇として使った石らしいです。
「鎮石」の横には「安倍晴明誕生地」の碑と、安倍晴明の産湯に使った井戸といわれる産湯井の跡があります。
葛の葉霊狐の飛来像もあります。
偶然なのか 陰陽道なのか。。。看板に光が差して神秘的・・・。
(陰陽師として活躍)
安倍晴明は、陰陽師として働くなかで頭角を現し花山天皇の信頼を受け朝廷で占いや
陰陽道の儀式を行います。
そして花山天皇、一条天皇、さらに摂政や関白を務めた貴族ナンバー1の藤原道長と
いった権力のトップ陣の信頼を集めていきます。
特に、一条天皇が急な病に伏せったときには、晴明が禊を奉仕し、たちまち病が回復した話や、1004年7月、深刻な干ばつが続くので晴明に雨乞いの五龍祭を行わせたところ雨が降ったことなどが当時の書物に記載されています。
こうして朝廷で活躍した安倍晴明ですが1005年に京都でなくなります。
【晴明神社参拝について書いたブログはココ】
死の2年後に、大阪に安倍晴明神社が創設されたということです。
安倍晴明神社は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)に起きた大坂空襲で境内に焼夷弾が落とされました。
しかし焼夷弾は爆発せず、社殿は被災をまぬがれました。
このことで地元では「晴明さんが守って下さった」となり、このことから災難除けの
神様としても信仰を集めているそうです。
陰陽師と言えばこの映画お勧めです。野村萬斎いい味出しています。
リンク
【安倍晴明神社公式HP】
阪堺上町線「東天下茶屋駅」下車 東南へ徒歩5分
大阪シティバス「王子町」下車 徒歩3分
この安倍晴明神社は主要道路から住宅地に入った部分にあり、静かな雰囲気です。
それがかえって安倍晴明らしいかなあと感じました。